ハワイゴルフマニュアル

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ハワイゴルフ A to Z


■プレーについて
ハワイゴルフでは、日本でのゴルフと違ったプレーの仕方や、特有のルールがあります。

ここでは、そんな内容に関することをまとめてみました。
なお、プレーの際には、「スターター」や「マーシャル」の指示に必ず従いましょう。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「スターター」

●スコアの付け方
ゴルファーであれば誰でも、スコアの付け方くらい、おわかりになると思います。

ハワイのゴルフコースのスコアカードは、日本のゴルフ場よりも大きいサイズです。
また、カードホルダーはありません。
(ちなみに、日本からカードホルダーを持っていっても、サイズが大きいので入りません)
スコアカードは、そのままポケットに入れればいいのですが、サイズが大きいので、スコアカードがグチャグチャになる可能性があります。


ハワイゴルフでは、スコアカードを、カートのハンドル部中央部に挟んで、スコアを付けるのが一般的。
(カートのハンドル中央部には、スコアカード挟むクリップがある)
ほとんどのゴルフコースでは、最初から、ハンドル部にスコアカードが装着してあります。

カートは2人乗りなので、カートに乗りながら、1枚のスコアカードに2人分のスコアを記入するのが、一般的なスコアの付け方。
各ホールをホールアウトして、カートで次のホールへ向かう途中や、次のホールのティーボックス前で、スコアを付けましょう。
ただ、走行中の記入は危険なので、停車してから記入するように。




1枚のスコアカードに2人分を記入することにすると、もう1人のスコアを記入を忘れることがあるので、注意しましょう。
それを防ぐには、各自でスコアを付けること。

スコアカードは、カートに1枚しか装着されていません。
各自で、スコアカードを記入したい場合や、記念に自分のスコアカードを持ち帰りたい場合は、スタート前に、もう1枚スコアカードをもらっておきましょう。

1枚のスコアカードに2人分のスコアを記入した場合は、アコモなどに戻ってから、スコアを写させてもらいます。


プレー終了後、カートのハンドル部中央に装着されているスコアカードを、忘れずに持って帰りましょう。
スコアカードを各自のポケットに入れてしないので、実際、けっこう、よく忘れてしまうのです・・・。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・備品・サービス」 − 「乗用カート」



●ティーマーク
日本のゴルフ場の多くは、バックティー、レギュラーティー、レディースティーといった3種類のティーマークが設定してあります。
一部のコースでは、そのほかに、トーナメントティーやシニアティーが設定してあり、5種類のところもありますが・・・。
(各ティーの呼び名は、コースによっていろいろあります)


ハワイのゴルフコースでは、3〜5種類のティーマークが設定されています。
ティーマークは、コースによっていろいろな形や色を使用。

リゾートコースの多くは、5種類のティーマークがあり、ムニシパルコース、ミリタリーコースやローカルコースでは、3種類のティーマークのところが多い傾向があり、中には2種類のところもあります。

5種類のティーマークは、距離の長い順に、チャンピオン、バック、レギュラー、リゾート、レディースといったような感じです。
ただ、コースによって、呼び方は異なっています。
メンズ用レギュラーティーは、ほとんどのコースではホワイトのティーマークがですが、一部のコースでは、ホワイト以外がレギュラーティーの場合もあります。


スコアカードに、それぞれのティーマークからのトータル距離が表示されていますので、プレー前に確認して、どのティーマークからプレーするか?をを選択します。


ハワイゴルフでは、どこのコースでも、誰でも、好きなティーマークからプレーすることができます。
日本のゴルフ場のように、バックティーからプレーするのに、”ハンデキャップ申請が必要”というような制限はありません。

ただ、どこのティーマークからプレーするのも自由だからといっても、必ず自分のゴルフレベルに見合ったティーマークからプレーするようにしましょう。
また、スロープレーになるようだったら、途中から前方のティーに切り替えるなどの、臨機応変の対応も必要。
逆に、スロープレーにならなければ、どこのティーマークからプレーしてもかまわないと思ってください。



同じ組の中で、バックティーとレギュラーティーの両方(たとえば、1人がバックティーで、3人がレギュラーティー)でプレーしてもかまいません。
また、空いていれば、同じ組の中で3ヶ所(たとえば、バックティーとレギュラーティーとレディースティー)からプレーしてもかまいません。
ただ、3ヶ所からプレーすると、やはり時間がかかるため、混んでいるコースでは2ヶ所(たとえば、レギュラーティーとレディースティー)までにしておきましょう。
また、前の組との間隔が空いてしまったり、後ろの組に詰められたら、2ヶ所に変更することも必要。

もちろん、全員が1ヶ所のティーを使用した方がスムースにプレーできます。

そのようなことからも、知らない人と「ジョイント」する場合は、ジョイントするプレーヤーに合わせることも大切です。

どこのコースでも、さすがに、チャンピオンティーからプレーしている人は、あまり見たことありません。(かなり距離が長いです)


ちなみに、男性の外国人旅行者(日本人以外の人)や、ロコ(地元の人)は、ほとんど、レギュラーティーからプレーしています。
彼らは体格がよく、かなり飛距離がでるのにもかかわらず・・・。
なぜか日本人プレーヤーは、たいした飛距離がでない方でも、バックティーからプレーしたがる傾向ありますが・・・。(^^;

また、女性の外国人旅行者(日本人以外の人)や、ロコ(地元の人)は、ほとんど、レディースティーからプレーしています。
RYOがジョイントしたハンデキャップ一桁の上級レベルの女性(アメリカ人)でさえ、レディースティーからプレーしていました。

ちなみにRYOは、通常はレギュラーティーでプレーします。
ただ、何度もプレーするコースでは、ときどきバックティーでプレーすることがあるくらい。

とにかく、自分の飛距離や、レベルに合ったティーマークからプレーした方が、絶対に楽しいので、そのへんを考慮して、プレーするティーマークを決めましょう。


某ゴルフツアー会社(オアフ島)のWEBサイトには、「男性:レギュラーティー、女性:レディスティー」を使用するように、記載されているところがありますが、ハワイのゴルフコースで、実際に、そんな使用制限があるわけではありません。
そのように記載しているゴルフツアー会社では、複数のプレー枠を確保しているため、自分の会社の枠でプレーする人たちのプレー進行が遅くならないようにしていると考えられます。
そのため、そうしたゴルフツアー会社を利用する場合は、使用するティーマークを強制される可能性があります。
もし、バックティーでプレーしたい方や、レギュラーティーでプレーしたい女性は、ゴルフツアー会社に確認するか、そのようなゴルフツアー会社を利用しない方がいいでしょう。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・備品・サービス」 − 「ティーマーク」
  → ハワイゴルフ基本事項 「プレー方式」 − 「ショイント」



●乗用カート
ハワイでは、乗用カートを使用してのプレーが基本となります。

ハワイの乗用カートは、運転式カートで2人乗り。
3人〜4人の場合は2台使用します。

カートは、日本のゴルフ場と同様、運転免許を取得している人が運転することになっています。
ハワイでは、フェアウェイを走行できるコースが多く、開放感があるため、つい遊び半分で運転してしまう人がいるようですが、近年、ハワイのゴルフ場にて、日本人のカートによる死亡事故も発生していますので、安易な運転は厳禁。


ここでは、乗用カート走行のルールや、運転の注意事項などを紹介します。
乗用カートの装備については、以下の関連事項を参照してください。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・備品・サービス」 - 「乗用カート」

●カートの走行エリア
ハワイのゴルフコースでは、”すべてのコースでフェアウェイの中を自由に走行できる!”と思われている方がいると思います。
しかし、それは大きな間違いです。

ハワイのゴルフコースでは、乗用カートのタイヤが太くてやわらかいタイプのものを使用しており、フェアウェイには、比較的強い芝であるバミューダグラスやパスパラムグラスを採用しています。
そのため、多くのコースでフェアウェイを走行できるのです。

ところが、コースによっては、芝の保護や危険防止のために、カートのフェアウェイ走行を禁止しています。
雨の多いエリアや、起伏(傾斜)の多いコース傾斜の多いコース、また、その時にコンディション(天候)によって、禁止しているのです。
ただ、フェアウェイ走行禁止にしているコースのコースコンディションが必ずしもいいとは限らないのが不思議・・・。
中には、フェアウェイ走行禁止にしているのもかかわらず、非常にコースコンディションが悪いコースもあるのです。(^^;
逆に、フェアウェイ走行しているところでも、コースコンディションが完璧なコースもあります。


乗用カートの走行可能エリアは、コースによって異なりますので、各コースのルール(以下に参照)に従うことになります。
スタートする際、たいていは、スターターが指示してくれます。
または、コース内にプレート(標識)がありますので、その指示に従いましょう。

「カートパスオンリー」のコースでも、ときどき、堂々とフェアウェイを走行しているプレーヤーがいます。
これは、ハンディキャップ(障害)のある方などの、コース側で特別にフェアウェイ走行を認めているプレーヤーなのです。
前をラウンドしている組がフェアウェイ走行しているからといって、フェアウェイ走行OKのコースであるとは限りません。

スターターに確認し忘れた場合、たいていは、前後をラウンドしている組に、合わせればいいと思います。
しかし、前後の組が、日本人旅行者や、外国人旅行者の場合は、前後の組のプレーヤーもよくわかっていない可能性があり、必ずしも正しいかはわかりません。

カートの走行エリアが、よくわからない時はスタート前に、スターターか、コース内のメンテナンススタッフ、プロショップスタッフなどに、必ず聞きましょう。


乗用カートの走行可能エリアは、コースによって以下の3種類あります。

●カートパス オンリー(Cart Path Only)
”カートパス”というのは、カート道路のこと。
「カートパスオンリー」は、”カート道路のみ走行できる”というルール。


つまり、「カートパスオンリー」の場合、カート道路しか走行できず、フェアウェイに進入することはできません。
日本のゴルフコースで乗用カートを使用しているコースでは、ほとんどがこのタイプですよね。

「カートパスオンリー」かどうかは、多くのコースでは、スターターが指示してくれます。

「Cart Path Only」、「Keep Carts on Path」というような標識があるところもありますが、ないところもあるので、スタート前にスターターに、"Fairway OK ?" と、確認するのがいいでしょう。




●常時「カートパスオンリー」
 以前は、オアフ島の「コオラウゴルフクラブ」、「ニューエバビーチゴルフクラブ(現:エバビーチゴルフクラブ)」、「ハワイプリンスゴルフクラブ」、「ルアナヒルズカントリークラブ(現:ロイヤルハワイアンゴルフクラブ)」が、「カートパスオンリー」でしたが、近年、緩和され、常時「カートパスオンリー」のコースはなくなりました。
 ※「ホノルルカントリークラブ(オアフ島)」は、2001年当時は「カートパスオンリー」でしたが、その後、芝の貼り替えをし、テレビ番組(名球会ゴルフ)にて、フェアウェイ走行していたので緩和されたと思われます。

●コンディションによる「カートパスオンリー」
 雨が多い時期や、雨が降った後など、コンディションによって、一時的に「カートパスオンリー」にするコースもあります。
 そのような場合、「Cart Path Only TODAY」といった標識があります。→

 そのほか、早朝に水を撒くため、乾くまでの午前中のプレーが「カートパスオンリー」にするコースもあります。
 「コオリナゴルフクラブ」で、水撒きが乾くまでのPM2:00まで、「カートパスオンリー」だったことがあり、スターターの指示がありました。








●ゴルフコースのエリアによる「カートパスオンリー」
 雨が多い、オアフ島東部やカウアイ島北部のエリアにあるゴルフコースは、ほとんどの時期が「カートパスオンリー」です。
 以下のコースは、いつ行っても、「カートパスオンリー」なので、常時「カートパスオンリー」だと思ってください。

 ◆オアフ島
  コオラウゴルフクラブ
  ロイヤルハワイアンゴルフクラブ
  オロマナゴルフクラブ

 ◆カウアイ島
  プリンスビルゴルフクラブ・ザ・プリンスコース

●ホールによる「カートパスオンリー」
 ほとんどのコースで、パー3のホールは、「カートパスオンリー」です。
 また、傾斜がきついホールや、谷越えがあるホールなど、カート走行が危険なホールでは、「カートパスオンリー」になっています。
 以下のコースは、傾斜がきついホールが多く、たくさんのホールで「カートパスオンリー」となっています。

 ◆オアフ島
  コオラウゴルフクラブ
  ロイヤルハワイアンゴルフクラブ
  オロマナゴルフクラブ

 ◆カウアイ島
  プリンスビルゴルフクラブ・ザ・プリンスコース

 ◆マウイ島
  カパルア・ザ・プランテーションコース



●90度ルール (90°(Ninety degree) RULE)
”90度”というのは、角度の90度(直角)のこと。
角度の”度”は、英語で、"degree (ディグリー)" といい、「90度ルール」のことを、「ナインティ・ディグリー・ルール」といいます。
「90度ルール」のコースでは、たいてい、カート道路の脇に「90°Rule」と書いてある標識があります。


●「90度ルール」の走行方法
「90度ルール」の場合、カートでフェアウェイを走行できるのですが、自由には走行できません。
次のようなルールに従って走行することになります。

1.通常はカートパス(カート道路)を走行する。
2.カートで、ボールの横あたりまで走行したら、カートパスからボールの方向へ、直角にフェアウェイに入る。
3.ボールを打ち終ったら、カートパスに向かって直角に走行して戻る。
4.再び、カートパスを走行する。
5.ラフは走行可。ラフからも直角にフェアウェイに入り、直角にラフに戻る。

つまり、カートがフェアウェイを走行できる方向は、基本的には、”カートパス(またはラフ)に対して常に90度方向のみ”ということになります。
フェアウェイにおいて、”縦方向(グリーンへ向かう方向)や、斜め方向には走行してはいけない”という走行ルール。

「90度ルール」は、自由にフェアウェイを走行できないので、非常に面倒くさいです。
また、直線的にボールの方向へ行くことができないので、どのあたりにボールがあるのか?よくわからなかったり、ボールを見失ってしまうことがあります。
たとえば、自分かパートナー(同じカートのプレーヤー)がチョロした場合や、自分かパートナーのボールが、50ヤードくらい前方にあった場合など。いちいちカートパスまで戻って、また90度ルールでボールまでいくことになります。
10ヤードくらいなら歩いていけばいいですが、それ以上離れていると、面倒なのです。
パートナーがいる時は、1人は歩けばいいので、まだいいですが、1人でカートを使用している場合は、なおさら面倒になるというわけ。
実際には、そんな時、多少はフェアウェイを縦方向(グリーンへ向かう方向)へ走行してもかまわないと思います。
また、ラフエリアは、縦方向へ走行してかまいませんが、通常はカートパスを走行します。

あまり厳密に、「90度ルール」を守って走行すると、かえって”スロープレー”の要因にもなるので、「90度ルール」は、”できるかぎりカートパスを走行するようにすればいい”というのが、RYOの見解。
常時カートパスを走行せず、フェアウェイを自由に走行したりしていなければ、マーシャルに注意されることもないと思います。


標識には、数種類のものがありますが、いずれも、「90°Rule」と記載がありますので、わかると思います。


図解入りで、「90度ルール」が示されている標識。→
「カートは、カートパスかラフから90°にフェアウェイに進入してください」の意。










標識は、カートパス(カート道路)の脇に立ててあります。


「USE 90°RULE」と記載されている標識。→
「90°ル0ルを適用せよ」の意。












「Observe 90°Rule」と記載されている標識。→
「90°ルールを守れ」の意。














「90°Rule IN EFECT」と記載されている標識。→
「基本的に、90°ルール」の意。











「90度ルール」のコースでは実際、ロコを含め、多くのプレーヤーがフェアウェイを自由に走行していることもあります。
「90度ルール」を知らないのか?無視しているのか?は不明ですが・・・。(^^;

しかし、「ハワイゴルフマニュアル」をご覧のみなさまは、スタート前に、「90度ルール」であるかを確認し、できるだけルールを守ってプレーするように心がけましょう。(^^

「90度ルール」のコースは、オアフ島とカウアイ島のコースに多い傾向があり、「90度ルール」のコースだからといっても、必ずしもコースコンディションが良いわけではありません。


フェアウェイ走行のルールについては、以下の「フェアウェイOK」の項を参照してください。


●「90度ルール」のゴルフコース

 ◆オアフ島
  カポレイゴルフクラブ
  コオリナゴルフクラブ
  エバビーチゴルフクラブ
  ハワイカイゴルフコース・チャンピオンシップコース
  ハワイカントリークラブ
  タートルベイリゾート・アーノルドパーマーゴルフコース
  パールカントリークラブ
  ロイヤルクニアカントリークラブ
  カネオヘクリッパーゴルフコース
  ヒッカムママラベイゴルフコース
  ネイビーマリーンゴルフコース
  レイレフアゴルフコース

  ※「ワイケレゴルフクラブ(オアフ島)」は、2004年当時は「90度ルール」でしたが、「ワイケレカントリークラブ」と名称が変わった後の2011年には解除されていました。
  「ホノルルカントリークラブ(オアフ島)」は、「90度ルール」の可能性大。

 ◆カウアイ島
  ポイプベイゴルフコース
  カウアイラグーンズゴルフクラブ
  プリンスビルビルゴルフクラブ・ザ・プリンスコース
  プリンスビルマカイゴルフクラブ・マカイコース

 ◆ハワイ島
  ビッグアイランドカントリークラブ

 ◆マウイ島
  カパルア・ザ・ベイコース

※変更になる場合がありますので、各コースで、プレー前に確認してください。



●フェアウェイOK
「フェアウェイOK」というのは、カートで、フェアウェイの中をフリー(自由)に走行できるということ。

「フェアウェイOK」のコースの場合、特にそのような表示は何もありませんので、スタート前に、スターターに確認しましょう。

カートを指さして、”Fairway OK?” と聞けば、教えてくれます。
そのように聞けば、もし、「90度ルール」の場合には、”Ninety degree(ナインティー・ディグリー)”と応えてくれます。


●フェアウェイ走行のルール
 「フェアウェイOK」のコース、「90度ルール」のコースとも、コース内のどこでも走行していいわけではありません。
 フェアウェイではない、ティーボックスやグリーン上は、もちろん走行禁止。
 また、その時のコースコンディション(雨などによるぬかるみ、芝の傷み、芝の育成、貼り替え中エリアなど)によっては、特定のエリア、特定のホール、またコース全体が、フェアウェイ走行禁止になるケースがあります。
 ティーボックス周囲や、グリーンの手前から周囲にかけては、カート進入禁止となっています。
 もちろん、
 そのほか、スロープ(傾斜)の激しいホールや、パー3のホールの多くは、カート進入禁止。

 各コースにある標識や、スターターの指示に従いましょう。
 もし、標識とスターターの指示が異なる場合は、スターターの指示が優先です。
 ちなみに、あるコースで、スタート前に、スターターに確認すると「フェアウェイOK(90度ルールではなくていい)」と言っていたのですが、コース内に「90度ルール」の標識があったところがありました。
 そのような場合は、スターターの指示に従えばいいと思います。


◆フェアウェイ走行禁止
 「フェアウェイOK」のコース(「90度ルール」のコースを含む)でも、雨の日や、雨が降った後で、フェアウェイがぬかるんでいたり、ぬかるみそうな場合は、全面的にフェアウェイ走行禁止になることがあります。
 そのような場合、「Cart Path Only TODAY」(「今日はカートパスをキープせよ」の意。)といった標識があります。→
 この標識があったら、全ホールで、「カートパスオンリー」でのプレーとなります。

 雨の多いオアフ島の東エリアにある「ロイヤルハワイアンゴルフクラブ」などは、ほとんどこの標識が立っていると思われます。



◆カート進入禁止ホール
 特定のホールでカート進入禁止となることがあります。
 ほとんどのコースでは、パー3のホールでは、カート進入禁止。
 また、スロープ(傾斜)が激しいホールなど、カート走行が危険なホールなどでは、進入禁止となっています。
 
 そのほか、コースコンディションによっては、カート進入禁止のホールがあるケースがあります。
 芝が痛んでいたり、芝の育成中や貼り替え中のホール、雨やスプリンクラーでの水撒き後などフェアウェイのぬかるみがあるホールなど。

 以下のような標識があるホールでは、カートが進入できないので、「カートパスオンリー」でのプレーとなります。



 「CART PATH ONLY THIS HOLE」の標識。→
 「このホールはカートパスオンリー」の意。














 「CARTS ON PATH THIS HOLE ONLY」の標識。→
 「このホールだけ、カートパス走行」の意。















 「KEEP CARTS ON PATH」の標識。→
 「カートパスをキープせよ」の意。














 「THIS FAIRWAY CLOSED」の標識。→
 「このフェアウェイはクローズ」の意。

 この標識がある場合も、カート進入禁止ホールです。













◆カート進入禁止エリア
 ほとんどのコースでは、グリーンの近くは、カート進入禁止です。
 また、ティーボックスの周囲なども進入禁止。


 そのほか、芝が濡れているところなど、コースコンディションによって、部分的にカートが進入できないところがあります。

 「WET AREA CARTS KEEP OFF」の標識。→
 「ウェットエリアにつきカート進入禁止」の意。

 この標識がある近くは、カート走行しないように。








 カートの進入禁止エリアは、以下のような標識があるので、各コースの指示に従いましょう。

■矢印「←→」の標識
 グリーンの近くに多くあります。
 そのほか、スプリンクラーで水を撒いて芝が濡れているところや、芝の貼り替え中のところ、急傾斜などの危険エリアの手前などにもある場合あります。

 グリーン手前の進入禁止エリアは、グリーン手前100ヤードあたりのところもあれば、50ヤード、30ヤード手前からなど、コースやホールによっていろいろ。
 そのコースやホールの標識に従います。

 フェアウェイにこれらの標識があったら、この先はカートの進入が禁止で、矢印の方向へカートを進めます。

 矢印は、カートを進める方向で、主に「カートパス」がある方向です。(コースによっては、カートパスがないところもある)

 標識にはほとんど「CARTS」と「矢印」が記載されていますが、矢印記載がない場合は、標識形状の尖った方向。

 「右向き→」の矢印。








 「←左向き」の矢印。















 「CARTS」ではなく、「GOLF CARS」と記載されているタイプ。→
 「GOLF CARS」は、カートのことです。














 カートの図が記載されているタイプ。→

 これは、カートの向きは右→方向になっていますが、矢印←方向へ進みます。












 「NO GOLF CARTS BEYOND HERE」と記載されている標識。→
 「ここより先はゴルフカート進入禁止」の意。
 
 矢印が表記されていませんが、この先はカートが進入できませんので、カートパスのある方向へ進めます。











 「NO CARTS BEYOND THS POINT」と記載されている標識。→
 「この地点より先はカート進入禁止」の意。

 これも、上の標識と同じ。









■ロープ
 カートパスの脇にロープが張ってあるケースがあります。
 カート進入禁止ホールにしている場合や、ティーボックス近く、(コース側からみて)カート進入禁止してほしくないエリア、急傾斜などの危険エリアなどに張ってあります。

 ロープが途切れることなく、グリーン近くまで張ってあったら、そのホールは、カートが進入できません。
 もし、ロープが途中で途切れている場合は、そこからカートが入ることができます。








■カートパスの縁石
 ”縁石”というのは、カートパスの端が、少し高くなっていて段になっているところ。
 ティーボックスの近くなどにあるコースがあります。

 ”縁石”があるところからは、カート進入禁止。
 ここからカートを乗り上げて、コース内に入ってはいけないということです。

 ”縁石”が途切れたら、カートで進入してかまいません。
 ただ、グリーン近くまでずっと縁石があるホールでは、進入できません。




★注意事項
 標識などで指示がなくても、スプリンクラーで水を撒いた後などで、フェアウェイが濡れていたり、ぬかるんでいるようなところがあったら、そこは走行しないようにしましょう。
 芝がめくれたり、痛んでしまうのです。


「フェアウェイOK」のコースは、ハワイ島、マウイ島のコースに多い傾向があります。

●「フェアウェイOK」のコース

 ◆ハワイ島
  マウナラニリゾート
  マウナケアゴルフコース
  ハプナゴルフコース
  ワイコロアリゾート
  フアラライゴルフクラブ
  コナカントリークラブ

 ◆マウイ島
  カアナパリリゾート
  ワイレアリゾート
  カパルア・ザ・プランテーションコース




●乗用カートの運転の仕方
ハワイの乗用カートは、すべて2人乗りカート。
すべて運転式(日本でいう自走式)で、リモコンはありません。

運転の仕方は、日本のカートと同じなので、自動車の運転をしたことがあれば、問題なく運転できます。
電動カートもガソリンカートも運転方法は同じです。


●始動
 スタート前には、すぐにカートが動かせる状態になっています。
 キーが差し込んであり、「ON」になっているはず。
 アクセルを踏んでも動かなかったら、キーが「オン」になっていないので、「オン」にまわします。
 ただし、コースによっては、勝手にキーを「オン」にするとスターターに怒られるので、確認してから切り替えた方が無難。
 もし、キーが差し込まれていなかったら、スターターに言いましょう。








●アクセル
 右ペダルがアクセルです。
 自動車と同じです。
 アクセルを踏み込むと、カートが走ります。


●ブレーキ
 左ペダルがブレーキ。
 自動車と同じです。
 カートによって、ブレーキの効き具合が異なります。






●パーキングブレーキ(サイドブレーキ)
 たいていのカートでは、ブレーキペダルの左上部か上部にパーキングブレーキがあり、たいていは「PARK」と記載されています。

 そこを深く踏み込むと、パーキングブレーキがかかるようになっています。

 「ブレーキペダル」の左上にあるタイプ。→
 日本のゴルフ場の乗用カートでもおなじみ。








 カートによっては、「ブレーキペダル」の上部全体がパーキングブレーキになっているタイプもあります。→



 最新型カートでは、「ブレーキペダル」にこのようなパーキングブレーキがなく、停車すると自動でパーキングブレーキがかかるタイプもあります。






●ハンドル
 左ハンドルです。
 日本の4人乗りカートと同じ。


●バックする方法
 バックに切り替える方法は、以下の方法があります。
 切り替えると、”ピッピッ”と音が鳴るタイプが多いですが、音が鳴らないタイプもあるので、バックが終わったら、必ず元に戻しておきます。
 もし、わからなかったら、スタート前に、スターターに確認しておきましょう。





 (1)座席下のスイッチ
  座席の下に、「切り替えスイッチ」があります。















 「F」と「R」と書いてあるので、バックする場合は、「R」に切り替えます。

 新しいカートは、このタイプが主流。











 (2)座席下のレバー
  上記のようなスイッチではなく、「レバー」式のタイプ。

  たいていは、「FWD」と「REV」と書いてあるので、バックする場合は、それを「REV」にまわします。

  何も書いてない場合もあります。








 (3)スイッチ
  ハンドルの右下のパネルのキーが差し込んであるところの近くに  「FWD」と「REV」と書いてある「スイッチ」があります。

  通常の前進走行の場合、スイッチが「FWD」。
  バック走行する場合は、スイッチを「REV」に切り替えます。










 (4)キー
  キーで切り替えるタイプがあります。
  「F」がフォワードで、「R」がリバース。

  「バック」する場合は、キーを「R」の位置にまわします。












●右側通行
 コースによっては、一部のカートパスにおいて、カートが”対面通行”するところがあります。
 その場合、日本と違って、基本的には「右側通行」です。
 また、「Uターン」するようなところや、ロータリーのように弧を描いて走行するところでは「左回り(時計と反対回り)」に回って走行します。


 ただ、ハワイ島のマウナラニリゾートなど、順路の関係で「左側通行」になっているところがあります。→


 そのほか、レストルームやスナックショップ前なども、順路の関係で「左側通行」や「右回り」のところあり。
 そのようなところでは、カートパス(カート道路)に「矢印」で案内表示されているので、それに従って走行しましょう。







●標識・案内・信号
 コース内には、「カート進入禁止」の標識のほか、次のホールやレストルーム、スナックショップなどへの「案内標識」、道路を横断したり、カートパス(カート道路)が交差してるところなどには「一時停止」の標識、「カート返却」場所の標識、そのほか、カートパス上に矢印で順路案内を示すものがあります。
 そのほか、道路の下をくぐるトンネルを通過する時など、カートが対面するところには「信号機」が設置されているところもあり。
 これらの「標識」「案内」「信号」に従って運転してください。



●効率の良いカートの利用方法
近年は、日本のゴルフ場でも乗用カートを利用したプレーが主流となっています。
ただ、日本の場合、4人の乗りの乗用カートで、カート道路しか走行できないコースがほとんどといえます。
また、運転式(自走式)のところもありますが、電磁誘導式のリモコンカートのところも多くあります。

ハワイゴルフでは、2人乗りの乗用カートを利用し、すべて運転式。
1組が3人〜4人の場合は2台のカートを利用してプレーし、フェアウェイを走行できるコースが多いので、日本でのゴルフとは、ちょっと、カートを使用する要領が異なるため、そうした要領がわからないと、プレー進行が遅くなってしまう場合があるのです。

ハワイゴルフでは、2サムや3サムでプレーしている人も多く、外国人(日本人以外)は非常にプレーが早い傾向があり、自分たちが1組4人の場合、すぐに前の組との間をあけられて、後ろの組には詰められてしまうことが多々あります。

ここでは、”効率の良いカートの利用方法”を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


■ペアリング
 ハワイのカートは「2人乗り」です。
 1組3人〜4人でプレーする場合、ゴルフレベルが上の人を2台に振り分けるようにしましょう。
 レベルが上の人同志で1台、レベルが下の人同志で1台、というふうにならないようにペアリングします。
 このあと、同乗者(同じカートに乗る人)のことを「パートナー」と呼ぶことにします。


■フェアウェイでは
◆「フェアウェイOK」のコース
@パートナーのボールの行方は、お互いにできるだけ見ているようにします。
A「フェアウェイOK」のコースでは、自分のボールのそばまで、カートで行くことができますが、まず、自分とパートナーとでグリーンから遠い方のボールを目差して走行します。
その時、もう1台のカートの2人のボールは無視しましょう。
いちいちそっちまで見に行くと、非常に時間がかかります。
そっちはそっちのカートにまかせればいいので、そちらのボールまで探すことはありません。
ただ、別カートの人のボールと近くになった場合は、判別するためにボール確認しましょう。
また、別カートの人のボールの前方に出ると危険ですので要注意。
ただし、かなり距離が離れていて(たとえばフェアウェイの両サイド)、ボールが絶対に飛んできそうにないところであれば、多少前方まで走行させてもOK。
かたくなに、”もう1台のカートの前方にでない”ことを守っていると時間がかかってしまいます。
B最初のボールにたどりついたら、そこで打つ人はカートから降り、使用クラブを数本抜き取ります。
もう1人は、さっさとカートで自分のボールへ向かいましょう。
その場で、”パートナーが打ち終わるのをいちいち待つ”と時間がかかりますので、避けるべきです。
最初にカートから降りた人は、歩いてグリーン方向へ向かいます。
ただ、後続の組がまったくいないような空いている場合は、パートナーが打ち終わるまで待ち、2人で乗って、もう1人のボールのところまで行ってもかまいません。
Cカートに乗って行った人は、自分が打ち終わったら、パートナーを拾いにいってあげましょう。

◆「90度ルール」のコース
 自分のボールのすぐ近くまでカートで行けますが、フェアウェイを自由に走行できないので、かえって時間がかかります。
 プレーヤーは、ある程度「カートパスオンリー」だと思って、ラウンドした方がいいでしょう。
 @〜Cまでは、上記の「フェアウェイOKのコースでは」と同様。
 チョロしたような場合は、多少フェアウェイを縦方向へ走行してもかまいません。

◆「カートパスオンリー」のコース
 日本のゴルフ場と同様です。
@最初に打つ人(グリーンから遠い人)ボールの真横くらいまで、カートパスを走行し、停車します。
 2人とも降りて、2人とも数本のクラブを抜いて、ボールへ向かいます。
Aカートに近い人が、カートまで戻り、カートを進めます。


■グリーン近くでは
グリーンの近くは、たいてい、カート進入禁止エリアです。
カートでそこまで行ったら、パートナーと、どちらか1人はカートから降ります。
先に、ボールがグリーンオンしていたり、グリーンすぐ近くまでボールがいっている人がカートに残り、標識に従って、グリーン近くまでカートを移動させておきます。
グリーン手前からアプローチする人は、カートを降り、ウェッジやパターなどを数本抜いて、ボールまで歩いていきましょう。


■カートの停止場所
グリーンでパッティングする際のカートの停止場所は、その日のピンポジションにできる近いところ(多くはカートパス上)にカートを停車させましょう。
日本のゴルフ場では、グリーン奥に「カート停止位置」があることが多く、グリーン奥までカートをまわす慣習がありますが、ハワイでは、必ずしもグリーン奥にまわす必要はありません。
カートを、ピンにできるだけ近いところに停車することは、プレーファストになるだけでなく、不審者からの盗難防止にもなります。
グリーン上からカートが見え、できるだけ近い場所に停車しておくことが、とても大切なのです。
日本のゴルフ場のような「カート停止位置」があるところでは、そこに停車してもかまいませんが・・・。

カートをまわした人は、カートを降りたら、パターとアプローチするクラブを抜いてグリーンへ向かいます。
たいていは、先にカートを降りた人は、自分でパターも持っていっているはずですが、念のため、、パートナーがパターを持っていっているか確認してあげましょう。
ハワイで使用している2人乗りカートには、日本のコースの乗用カートにあるような”パター専用入れ”はありませんので、パートナーのゴルフバッグの中を確認してください。
もし、ゴルフバッグの中にパターが残っていたら、持っていきます。



●カート運転の注意点
カートは、必ず「自動車運転免許」を取得している人が運転しましょう。
日本の乗用カートと同様に、ハワイでも「運転免許」を持っている人が運転することになっています。

ハワイでも2012年、「ワイアラエカントリークラブ(オアフ島)」にて、カートによる死亡事故(コース内の川に転落)が発生しています。
(日本でも数年に数回はカートによる死亡事故が発生。)

カートの運転には充分に注意してください。


●アクセル
 いきなり強くアクセルを踏み込むと急発進するカートがあるので、慣れるまでは慎重に。

●ブレーキ
 カートによって、ブレーキの効き具合が異なります。
 ブレーキの効きが良すぎてく急ブレーキになってしまったり、逆にブレーキの効きが悪いカートもあるので、慣れるまでは慎重に・・・。

●パーキングブレーキ
 パーキングブレーキ(サイドブレーキ)は必ずかけてください。
 カートを停車する場所は、平らなところだけでなく、多少の傾斜があるところもあります。
 パーキングブレーキをかけていないと、カートが勝手に動いてしまい、池に転落したりすることがあるのです。
 平らなところに停車する場合も、必ずパーキングブレーキをかけましょう。
 停車する場所は、できるだけフラットなところにし、急傾斜のところには停車しないようにしてください。

●ハンドル
 カートによっては、ハンドルの”あそび”が大きく、運転しづらいことがあるので、慣れるまでは慎重に。

●バックしたら、レバー(スイッチ)を戻しておく
 バックをしたら、すぐにバックのレバー(またはスイッチ)を戻しておきましょう。
 バックの状態になっていると、”ピッピッ”と音が鳴るカートもありますが、音が鳴らないカートもあるのです。
 カート走行する際、バックの状態になったままになっていると、次にカートの運転をする人がアクセルを踏み込むといきなりバックしますので、非常に危険なのです。
 特にレバー式のカートは、音が鳴らないタイプが多いので、バックをしたらすぐに、レバーを元に戻しておくクセをつけると安全です。

●急発進・急停車・急ハンドルは厳禁
 急発進、急停車は、同乗者にも危険がおよびます。
 できるだけ、ソフトに発進、停車するように。
 また、急ハンドルは危険なので、絶対にやめましょう。
 急ハンドルは、カートの横転や、同乗者が振り落とされたりする危険があります。

●同乗者は必ず「カートグリップ」をつかむ
 カートの走行中、同乗者は、必ず、カートのどこかをつかんでいること。
 カートには、シートの左右横と、左右上部の屋根の下に、「カートグリップ(手でつかむところ)」があります。
 もし、つかんでいないと、カートから振り落とされる可能性があり、生命のかかわることもあるのです。

●スピードの出し過ぎに注意
 乗用カートの運転が初めての人、運転した経験が少ない人にとっては、乗用カートを運転は、ゴーカート感覚で、非常に楽しいものです。
 また、ハワイゴルフの場合、日本では非常に少ないフェアウェイ走行ができるので快適なのです。
 そのため、ハワイゴルフに慣れていない人の多くは、特にスピードを出したがる傾向があります。
 しかし、スピードの出し過ぎは、非常に危険であることは言うまでもありません。
 特に、斜面や坂道など、傾斜しているところでは、非常にスピードが出てしまいます。
 また、カートによっては、平地でも、かなりのスピードが出ます。
 (最新型のカートは、下り斜面などで、自動的にスピードが制御されるものもありますが・・・。)

 スピードの出し過ぎは、木や杭、橋の入口両側の石柱や他のカートなどに激突したり、縁石に乗り上げたりすると、かなり危険です。
 また、スピードの出し過ぎると、急ハンドルや、斜面走行でカートが横転する可能性が高くなります。
 カートは非常に重量がある(300キロ以上?)ので、カートの下敷きになると圧死します。
 そのほか、アップダウンの激しいコースでは、ホール間のインターバルのカートパス(カート道路)は、かなりの急傾斜、急カーブがあるので、スピードを出しすぎると、カーブを曲がり切れず、ガケから転落ということもあり、命を落とすことさえあるのです。
 
 カートは非常に便利で、運転も楽しいものですが、命はもちろん、ケガをしてしまっては、元もこもありません。
 絶対に、スピードを出し過ぎないように、注意して運転してください。

●脇見運転厳禁
 カートの運転中にスコアを付けると非常に危険です。
 スコアは、絶対に停車している時に付けてください。
 また、ハワイゴルフでは海が見えたりして景観がいいところがあるので、カート運転中に脇見運転すると非常に危険です。
 運転者は、カートの運転に集中してください。

●安易な運転厳禁
 1台のカートで、”1人がアクセル、もう1人がハンドル”というような、ふざけた運転をするのは絶対にやめましょう。

●傾斜の走行
 カートでフェアウェイを自由に走行できるからといって、やみくもに、どこでも好き勝手に走行するのは危険です。
 ハワイのコースでも、土手やマウンドなど、急傾斜になっているところもあり、そのようなところをカートで走行すると横転する危険があります。
 特に、傾斜地を斜め方向、横方向に走行すると、横転するので絶対にやめましょう。
 やむを得ず、傾斜地を走行する場合は、傾斜に対して直角方向(カートの斜体が左右に傾かない方向)に走行してください。

●バック走行
 バックをする際、池の近くや狭いところ、傾斜がきついところでバックをするのは危険です。
 できるだけスペースがあるところで、バックしましょう。
 可能であれば、バックをせずにUターンする方がベターということもあるでしょう。

●バンカー、池、川、谷、崖、海の近くの走行
 ハワイのゴルフコースにも、池や川、谷や崖があるところがあり、それらを渡る橋があるところもあります。
 そのほか、海がすぐ近くにあるホールもあります。
 谷や崖、海が近いホールの多くは、その近くがカート走行禁止となっていますが、池や川、谷の近くまで、カート進入禁止となっていないところもあり、そのすぐ近くまでカートで入ってしまうと危険な場合があるので、あまり近づかないようにしましょう。
 バンカーも、カートが落ちてしまうと、横転したり、横転しなくてもカートが脱出できなくなります。
 グリーン周囲のバンカーはもちろんカート走行禁止となっていますが、フェアウェイバンカーもあるので、バンカー近くは走行しないように。

●標識に従うべし
 コースによっては、カートパス(カート道路)が一般道(リゾート内道路を含め)を横断しているところがあります。
 そのようなところでは、もちろん一般車両が優先で、必ず「一時停止」標識があるので、絶対に停止してください。
 ハワイでは多くの場合、一般車の方が道を譲ってくれますが・・・。(^^
 そのほか、カート進入禁止、走行案内などの標識や、カートパスの矢印などに従って、カートを走行させること。

●飲酒運転には注意
 カートといえども、基本的には飲酒運転は禁止です。
 ただ、ハワイのゴルフコースでは、スナックショップやスナックカーで、ビール(ライトビールが主)を販売していることもあり、多少の飲酒であれば大丈夫だと思いますし、ゴルフコース内で捕まるようなことはありません。
 しかし、できるだけ、お酒を飲まない人がカートの運転をするべきであり、運転する人はあまり飲むべきではありません。
 お酒の強い弱いにもよりますが、カートを運転する人は、せいぜい缶ビール(ライトビール)2本以下程度に留めておき、絶対に飲みすぎないようにしましょう。
 飲み過ぎて、酔っ払ってしまうと、やはり飲酒運転となり、カート運転が安易になりやすく、危険となります。

 ちなみにRYOは、ハワイゴルフでは、帰りにレンタカーを運転するということもあり、プレー中にビールをあまり飲む気がせず、実際に飲まないのでした・・・。
 RYOがプレー中に飲むのは、はコーラと水、ポカリ(粉末で溶かす)だけなのです。
 もし飲むとしても、1日に2ラウンドする場合の1ラウンド目に缶ビール1本飲むだけ。
 どうゆうわけか?ハワイゴルフでプレー中に飲んでも、あまり美味しく感じないのでした・・・。(^^;


●カートの損傷
 ”カートの損傷”とは、カート使用者の過失により、カートを損傷、破損させてしまうこと。
 どこかに激突したり、池た谷などへ転落させたりしまうと、当然のことながらカートは損傷します。
 コースによっては、”カート運転時のサイン”を求められ、カート損傷してしまった場合、賠償の義務を負うことになります。
 ”カート運転時のサイン”を求められないコースでは、どうなるのか?不明ですが、使用者の過失による損傷の場合、賠償しなければならない可能性もあります。
 カートは高額で、1台、日本円で100万円近くかかるかもしれません。
 そのようなことになったら、目もあてられないので、絶対に事故しないように、安全な運転を心がけましょう。
 万が一のことと考え、日本で「海外旅行保険」に必ず加入しておくこと。(たぶん保険が降りると思いますが詳細は各保険会社に確認要)
 ちなみに、日本の「ゴルファー保険」は、海外においては適用されません。

●カート事故
 カートの損傷とは別に、カート使用者(運転者と同乗者)が、カート事故によって、ケガする場合があります。
 カートが、どこかへの激突したり、転落、横転した場合、命にかかわる可能性もあるのです。
 そのほか、カートで一般道(リゾート内道路を含む)を横断するような場合の一般車との激突や接触事故、人身事故のほか、プレー中に同伴者をひいてしまうこともないとはいえません。
 このような場合、ハワイのゴルフコースでは、一切、責任をとってくれないものと思われます。
 そのためにも、絶対に事故しないように、安全な運転をすることが重要なのです。
 万が一のことと考え、日本で「海外旅行保険」に必ず加入しておくこと。(たぶん保険が降りると思いますが詳細は各保険会社に確認要)
 ちなみに、日本の「ゴルファー保険」は、海外においては適用されません。




●プレー中の注意
ハワイゴルフでも、プレー中の注意事項は、日本でのゴルフと、さほど変わりません。
ただ、ハワイゴルフ特有の注意もありますので、ここで紹介します。

●トイレ
ハワイのゴルフコースでも、9ホールに1つか2つは「レストルーム(トイレ)」があります。

ハワイゴルフは18ホールスループレーで、9ホール終了後にクラブハウス近くまで戻らないコースも多いので、”9ホール終わってからトイレに行こう”と思ってプレーしていると、トイレへ行けないことがあります。

プレー中に「レストルーム」があったら、できるだけ行っておきましょう。
プレーの合間にトイレへ行くために、多少の時間を費やしても、まったく問題ありません。

なお、コース内での”立ち小便”は厳禁です。

ちなみに、ローカルコースなど、コースによっては、コース内のレストルームが、あまりきれいでないところもあるので、そのへんは覚えておいてください。
できるだけ、スタート前にはトイレへ行っておきましょう。


ハワイゴルフでは、2人乗り乗用カート。
トイレへ行くためにカートを離れる場合は、以下のことに注意してください。

●仲間とカートを2人で利用している場合
 1台のカートを仲間(友人、家族など)と使用している場合、1人ずつトイレに行き、貴重品などの荷物をちゃんと監視しておきます。

●ジョイントでカートを2人で利用している場合
 知らない人との「ジョイント」で1台のカートを使用している場合、貴重品は必ずトイレの中まで持っていきましょう。

●カートを1人で使用している場合
 1台のカートを1人で使用の場合も、トイレに行く際は、貴重品は必ず、トイレの中まで持っていってください。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・備品・サービス」 − 「レストルーム」



●休憩
ハワイゴルフは、18ホールスループレーなので、日本でのゴルフのように9ホール終了後の休憩時間(昼食時間)はありません。

9番ホールをホールアウトしたら、そのまま、10番ホールのティーボックスへ向かいましょう。

ただ、9ホール終了後に、クラブハウス近くに戻るコースの場合は、トイレへ寄ったり、スナックショップで軽食や飲み物を買ってもかまいません。
ゆっくり休憩する時間はないので、すみやかにカートに戻りましょう。
もし、時間がかかりそうだったら、後続の組を「パス」させます。

カートを離れる際は、上記のトイレに行く時と同様の注意をすること。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「貴重品の管理」



●ゴルフクラブの置き忘れ
ハワイゴルフでも、クラブの置き忘れには、充分に気をつけましょう。
同伴プレーしている仲間同士で、お互いに置き忘れをしないように、注意する心がけが大切。
また、必ず、こまめ、クラブの本数チェックをするようにしましょう。


ハワイゴルフでは、カートでフェアウェイ走行できるコースが多く、ボールのすぐ近くまでカートを横付けできるため、フェアウェイやラフに、クラブを置き忘れてしまうことは、ほとんどありません。
ボールのすぐ横で使用をするクラブを1本だけ抜き取り、打ち終わったらすぐに、ゴルフバッグに戻すことができるからです。

しかし、以下のような、数本のクラブを持っていく以下のようなケースで、クラブを忘れることがあるので要注意。

●効率の良いカート利用
 上記で紹介した、”効率が良いカート利用”をすると、1人が先に降りて数本のクラブを抜き、カートは、もう1人が乗っていってしまうケースがあります。
 数本のクラブを持っていく場合は、置き忘れないように気をつけましょう。。

●カートがフェアウェイ進入禁止のホール
 パー3や、傾斜がきついホールなどのほか、コースコンディションによって、カートがフェアウェイに進入できないホールがあります。
 そのようなホールでは、日本でのプレーと同様に、ゴルフクラブを数本持っていき、プレーしなければなりません。
 こうしたケースでは、クラブを置き忘れる可能性があります。

●ラフや林、急な傾斜地、フェアウェイバンカー
 カートでフェアウェイに乗り入れられるといっても、林の中や、土手、急な傾斜があるところには、カートが進入できないことがあるので、そのような場合も、数本のクラブを持っていくことがあり、クラブを忘れる可能性があります。
 特に、ラフの中に置いてしまうと、忘れやすいので、注意しましょう。
 また、このような状況で、チョロなどのミスショットをした場合、頭に血が上ったり、頭が真っ白になったりすると、冷静さを失い、クラブを忘れることがあると思います。

●ティーボックス
 日本でのゴルフでも同様ですが、ティーボックスでクラブを忘れるとしたら、パー3のホール。
 使用する番手を迷って、2本くらいティーボックスに持っていくケースです。

●バンカーまわり
 バンカーショットをした場合、バンカー周囲にクラブを置くケースがあり、置き忘れることがあるので要注意。

●グリーンまわり
 カートは、グリーンの近くには進入できません。
 そのため、ハワイゴルフでも、グリーン近くでは、ウェッジなどのアプローチするクラブを数本持っていくケースがあります。
 持っていったクラブは、グリーンエッジ付近に置くことになります。
 日本でのゴルフと同様、グリーンまわりが、最もクラブを忘れる可能性が高いので、充分に注意しましょう。
 持っていったクラブは、ピンとカートの間、ピンフラッグを置いたところなどに置くようにし、グリーン周囲のラフの中には絶対に置かないように。
 また、ホールアウト後には、仲間の誰かのクラブが置き忘れていないか、お互いに注意することが大切です。




◆プレー中に、ゴルフクラブを忘れてしまったことに気づいたら・・・
 もし、次のホールでクラブを忘れたことに気が付き、グリーン周辺に忘れたことを思い出した場合は、カートで戻って、取りにいきましょう。
 その場合、後続の組が、グリーン上でプレー中だったり、グリーンを狙うショットをしていた場合は、プレーが終わってから、挨拶をして取りにいくこと。

 ただし、前のホールのグリーン周辺より前(セカンドショット地点など)や、どこに忘れたのか思い出せない場合、カートで探しに行かず、とりあえずあきらめて、プレーを続行するように。
 同伴プレーヤーだけでなく、後続の組に迷惑がかかってしまいます。

 運が良ければ、後続の組の人が持ってきてくれるので、それを期待しましょう。


 プレー終了後に、ゴルフクラブがないことに気づいた場合、また、途中で忘れたことに気づき、後続プレーヤーが持ってなかった場合は、以下の関連事項を参照してください。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ A to Z  「プレーが終了したら」



●盗難
ハワイの一部のゴルフコースでは、コース内に不審者が侵入することがあり、盗難に遭うことがあります。

また、プレー進行が悪く渋滞して、前後の組(知らない人)のカートが接近する場合も、気をつけてください。
そのほか、「ジョイント」でのプレーで、知らない人が同じカートを利用する場合も注意が必要。
ゴルファーには、そんな悪い人はいないと思いますし、いないと思いたいですが、ハワイは外国(日本ではない)なので、念のため、細心の注意をしておくことが大切です。


狙われやすいものは、貴重品はもちろん、それらが入ったバッグ、高額なドライバーなどだと思われます。

ハワイゴルフは、18ホールスループレーなので、日本のような昼食休憩中に、ドライバーなどのクラブを抜かれる心配はありません。

いちばん危ないのは、カートから離れる時。
プレー中に、「レストルーム」へ寄ったりする際、カートに人が誰もいなくなると狙われます。

そのほか、プレーヤー全員がグリーン上にいる時は、カートから離れることになります。
グリーンでパットする際、カートは、できるだけピンに近いところ、また、グリーンから見えるところに停車することが大切です。
もし、カートを停車するところから、かなり離れている場合や、グリーンから死角になる場所に停車せざるをえない場合は、仲間同士で交代(2名ずつなど)でパット(あとの人はカートで見張り)するか、貴重品が入ったバッグごと、グリーンまわりまで持っていくこと。

特に、貴重品は自分で管理することが重要です。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「貴重品の管理」





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