ハワイゴルフマニュアル

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ハワイゴルフ A to Z


■プレーの秘訣
ゴルフは世界共通のスポーツ。
ハワイゴルフでも、日本でのゴルフと、さほどプレー方法が変わるわけではありません。

ただ、残り距離表示やピンポジション、芝や風の影響など、日本でのゴルフとは違う部分がありますので、ここでは、ハワイゴルフのプレーの秘訣を紹介します。

●コースレイアウト
日本のゴルフ場でセルフプレーができるところには、ほとんど、カートに「コースガイド」が積んであります。
「コースガイド」には、各ホールの「レイアウト」が記載されており、ホール形状や、池やバンカーの位置や距離などが掲載されていて、多くはA5〜A4くらいのサイズ。
「コースガイド」は、コースによって、簡易的なものから、攻略法が記載されているものまでいろいろ。

すべてのホールが広々としていて、ティーボックスからグリーンが見渡せるようなコースであれば、「コースガイド」は、それほど必要はないかもしれませんが、そうでないコースでは、OBや1ペナエリアの確認、ドッグレッグなどのホール形状、ハザードまでの距離といったことを把握する上で、「コースガイド」はプレーにおいて必要な情報源です。


ハワイゴルフはセルフプレーが基本ですが、ゴルフコースに、このような「コースガイド」があるのでしょうか?
ハワイのゴルフコースには、日本のゴルフ場にあるような「コースガイド」はありませんが、多くのコースで「ヤーデージブック」が用意されていて、そのほか近年では、カートにGPSが搭載されているコースが増加しています。


ハワイのコースの「コースレイアウト」は、以下のところに掲載されているので、プレーの際の参考にしてください。


●ホールプレート
一部のコースでは、「ティーボックス」にある「ホールプレート」に、そのホールの簡易的「レイアウト」が掲載されています。


ただ、ほとんどの場合、「ホールの概略図」だけなので、ホール形状と、大まかなハザードの有無程度しかわかりません。













●スコアカード
多くのコースの「スコアカード」に、「コースレイアウト」が記載されています。


ただ、「コース全体のレイアウト図」であるものが多く、かなり簡易的なものです。

これも、「ホールプレート」と同様、ホール形状と、大まかなハザードの有無程度しかわかりません。


コース全体のレイアウト図が記載されているスコアカード。→









各ホールのレイアウトが記載されているスコアカード。→













●ヤーデージブック
ハワイの多くのコースには、「ヤーデージブック」が用意されています。
「ヤーデージブック」は、いわばポケットサイズの「コースガイド」。


「ヤーデージブック」には、各ホールのレイアウトのほか、ハザードなどまでの距離や、グリーンまでの距離などが記載されています。


「ヤーデージブック」は、コースによって無料のところと、有料のところがあり、近年、カートにGPSが導入されているコースでは撤廃されているところもあり。


「ヤーデージブック」の中には、1ポイントアドバイス(攻略法)が記載されているものもあります。
英語での記載ですが、なんとなく理解でできると思いますので、余裕があったら、目を通しておくと、



「ヤーデージブック」は、プレーの際に役に立つだけでなく、記念にもなるので、プレー前に入手することをおすすめします。



「ヤーデージブック」の入手方法については、以下の関連事項を参照してください。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・装備・サービス」 − 「ヤーデージブック」



●GPS
近年、ハワイのゴルフコースの多くで、カートに「GPS」が導入されています。


「GPS」には、各ホールのレイアウトはもちろん、カートからグリーンまでの距離などが表示されます。

「GPS」が導入されているコースでは、プレーに際しては「ヤーデージブック」は不要ともいえます。









 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・装備・サービス」 − 「GPS」



●携帯GPSゴルフナビ
「携帯GPSゴルフナビ」の中には、コースレイアウトがわかるタイプがあります。
必ず、ハワイのゴルフコース対応のものを選択しましょう。


【ハワイのゴルフコース対応でコースレイアウトが表示されるタイプ】

グリーンオン・プラス
グリーンオン・プラスU
グリーンオン・ミニU
グリーンオン・メビウス
キャスコ・ゴルフバディ・PT4
EAGLE VISION TOUCH


※各機種の対応コースについては、以下の関連事項を参照してください。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「ハワイゴルフの持ち物」 − 「携帯GPSゴルフナビ」



●オフィシャルWEBサイト
「オフィシャルWEBサイト」があるコースでは、「コースレイアウト」が掲載されているものがあり、事前に、プレーするコースの「コースレイアウト」をチェックしたり、プリントしていく方法があります。
ただ、ほとんどのサイトは、概略のレイアウト程度もので、「ヤーデージブック」のような細かい距離は記載されていません。



●Googleマップ
近年、「Googleマップ」の「Earth」を利用すれば、ゴルフコース全体の航空写真をみることができます。

「Googleマップ」で、「ゴルフコース名を英語名で入力」→「検索」。
→表示を「Earth」に切り替えればOK。

これをみれば、ホール形状やバンカーや池の位置などの、ある程度のコースレイアウトがわかります。
ただ、ホール番号などの記載はもちろんありません。
ホール番号は、クラブハウス近くから順に追っていけばわかるかもしれませんが・・・。

ただし、写真なので、これを事前にプリントしたとしても、あまりきれいに印刷できない可能性もあり、プレーには、あまり役に立たないかもしれません。

事前にレイアウト概略をみたり、帰国後に「ヤーデージブック」などと併用して比べて、楽しむにはいいと思います。





●距離表示
ゴルフのプレーに際して必要な情報の1つが、ピンまでの残り距離。

日本のゴルフ場と同様、ハワイのゴルフコース内にも、残り距離表示するものがあり、日本では馴染みのないタイプもあります。
ハワイでは、以下のような数種類の距離表示タイプがあり、いずれか、もしくは、いくつかが設置されています。

ハワイの表示距離は、すべてグリーンセンターまで。
その日の「ピンポジション」と合わせ、距離を換算します。
「ヤーデージブック」があれば、併用するのがベター。


そのほか、距離測定には、「レーザー距離計」や「携帯GPSナビ」が有効なツールなので、ここでは、それらについても紹介します。


●スプリンクラーヘッド
フェアウェイにある「スプリンクラーヘッド」に、距離が記載されています。
ハワイの多くのゴルフコースで、「スプリンクラーヘッド」に距離表示があり、最も一般的なタイプです。
「スプリンクラーヘッド」は、ほとんどフェアウェイにあり、ラフにある「スプリンクラーヘッド」には距離表示がない場合もあり。


「スプリンクラー」とは、フェアウェイやラフに埋め込まれている、水を撒く装置。

その「スプリンクラー」のフタにあたる部分(直径15〜20センチくらいのサイズ)を「スプリンクラーヘッド」と呼び、そこに、残り距離を示す数字が記載されています。
「スプリンクラーヘッド」からグリーンセンターまでの距離。

記載の数字は、1ヤード単位の表記で、たとえば、[59]と書いてあったら、グリーンセンターまで「59ヤード」となります。







「スプリンクラーヘッド」は、フェアウェイのところどころにありますが、コースによっては、見つけづらい場合もあり。
「フェアウェイOK」のコースであれば、カートで探せるので、みつかりやすいです。

「ヤーデージブック」があれば、「スプリンクラーヘッド」の場所が記載されているものが多いので、併用すると便利。










ごく一部のコースで、グリーンフロントエッジ、グリーンセンター、グリーン奥までの距離が併記されているタイプもあります。→











ちなみに日本のゴルフ場には、「スプリンクラーヘッド」に距離表示されているところはほとんどなく、ごく一部のゴルフ場にあるくらい。




●埋め込みプレート
「埋め込みプレート」というのは、100、150、200ヤードの距離を示す「プレート」のことで、フェアウェイのセンターに埋め込まれています。


「埋め込みプレート」は、グリーンセンターまでの距離表示で、50ヤード刻みの、おおまかな距離を把握できます。

ハワイでは、「ムニシパルコース」や「ミリタリーコース」で多くみられるタイプ。

「埋め込みプレート」があると、「スプリンクラーヘッド」の距離表示がないコースが多い傾向がありますが、どちらの距離表示もあるコースもあり。








一部のコースでは、50ヤードや250ヤードの「埋め込みプレート」があるところもあり。



フェアウェイのセンターあるので、見つけやすいです。










「埋め込みプレート」の多くは、色分けされていて、が付いていて、赤・・・100ヤード、白・・・150ヤード、青・・・200ヤード。

また、距離表記(数字)の記載がないプレートは、色で識別します。
このプレートの場合、100ヤード。→












このように、150ヤードのプレートは白。→















200ヤードのプレートは青。→















色分けされていないタイプのプレートもあり。→
この場合は、必ず距離の数値が記載されています。











ちなみに日本のゴルフ場では、一部のゴルフ場に、このような「埋め込みプレート」があります。



●ポール(杭)
「ポール(杭)」の距離表示は、日本のゴルフ場でも、よくみられるタイプです。
フェアウェイの両サイド、または片サイドのラフに立ててあります。


「ポール」の表示は、100、150、200ヤードで、グリーンセンターまでの距離。

ハワイでは、「ムニシパルコース」や「ミリタリーコース」のほか、ローカルコースでで多くみられるタイプ。


「ポール」があるところも、「スプリンクラーヘッド」の距離表示がないコースが多い傾向があります。








「ポール」には、距離の数値が記載されているものありますが、記載されていないタイプもあり。















「ポール」は、赤・・・100ヤード、白・・・150ヤード、青・・・200ヤードと色分けされているところが多いですが、色は無関係のところもあります。→

まあ、数値の記載がなくても、色が違っても、実際にグリーンをみればわかるので、100ヤードと150ヤードの距離を間違うことはないと思いますが・・・。









ストライプ(縞模様)のポール。→















非常に短いタイプのポール。→














そのほかハワイのコースでは、フェアウェイのセンターに「ポール」が立ててあるコースが、けっこうあります。



フェアウェイセンターにある「ポール」は、残り「150ヤード」のみで、グリーンセンターまでの表示。















これは、日本のゴルフ場では、ほとんどみないタイプですね。















多くのところでは、150ヤードの「埋め込みプレート」のすぐ横に立ててあります。














ストライプの「ポール」が多いですが、あまり縞模様がないタイプもあり。→


ハワイのコースには、日本のゴルフ場にあるような「IPフラッグ(吹流し)」がないので、フェアウェイセンターにあるこのような「ポール」は、ティーショットなどの目標物にもなります。







●距離表示標識
「距離表示標識」は、ポール(杭)ではなく、距離が表示されている「案内板」のこと。
日本のゴルフ場ではお馴染みですが、ハワイでは、このタイプがあるところは、ほとんどなく、「コーラルクリークゴルフコース(オアフ島)」だけです。



「距離表示標識」は、「ポール」と同様にフェアウェイ両サイド、または片側のラフに立ててあります。
















石に距離が表示されている珍しいタイプ。→

2004年に、「マウナラニリゾート・ノースコース」にありましたが、現在では撤廃。











「距離表示標識」には、バンカー、池といった、ハザードまでの距離を示すタイプもあります。


これがあるのは、「ロイヤルハワイアンゴルフクラブ(オアフ島)」のみ。

谷越えが多いこのコースでは、ティーボックスに設置してあります。


「RAVINE」は、”峡谷、谷間”という意味で、”ここから谷まで219ヤード”を示しています。→









「谷まで177ヤード、キャリーで越えるには218ヤード必要」という標識。→













●樹木(植え込み)
樹木(植え込み)で、残り距離を示すタイプ。
グリーンセンターまで、100ヤード、150ヤード、200ヤード地点の、フェアウェイ両サイド、または片サイドのラフに、植えられています。
日本のゴルフ場では、このような「樹木」タイプがありますが、ハワイではまれなタイプ。



ローカルコースではないですが、「コーラルクリークゴルフコース(オアフ島)」には、残り150ヤードを表示する樹木があるところがあります。→













そのほかは、かなりのローカルコースでみられます。→














かなり小さな樹木のところもあるので、気づかないこともあるでしょう。→













●カートパス
カートパス(カート道路)に距離表示があるタイプ。
「カートパスオンリー」のコースや「90度ルール」のコースには、ほとんどあります。


カートパスがあるコースの多くでは、カートパスに、100、150、200ヤードの距離表示があります。
いずれもグリーンセンターまで。














多くは、赤・・・100ヤード、白・・・150ヤード、青・・・200ヤードと色分けされています。

距離数値の記載がないタイプでは、色で判別。→
この場合、残り100ヤードです。











色が無関係のタイプもあり。→

色の識別がないタイプは、距離の数値が記載されています。












カートパスにペイントされているタイプ。→















これも、ペイントタイプ。→

距離の数値記載がないので、色で距離を識別。
この場合、残り200ヤードを示しています。











●GPS
「GPS」は、「グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)」のこと。


「GPS」が導入されていれば、カートから、その日のピンまでの距離だけでなく、池やバンカーなどのハザードまでの距離なども、1ヤード単位で表示されます。


ハワイでは、近年、カートに「GPS」を搭載しているコースが増加傾向にあり、カートがフェアウェイ走行できるコースでは、非常に便利です。







ただ、「GPS」は、同じ位置からレーザー距離計で測定したjものと比較すると、5〜10ヤードくらいの誤差がでることがあります。
とはいっても、一般のアマチュアゴルフファーレベルでは、5ヤード刻みのディスタンス(距離)コントロールすることはできないので、気にすることはないと思いますが・・・。


ちなみに、近年、日本でも、GPSを導入しているゴルフ場が増加してきていますが、カートでフェアウェイ走行できないコースがほとんどなので、カートが停車しているカート道路からピンまでの、おおまかな距離しかわからないのが難点。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「施設・設備・装備・サービス」 − 「GPS」




●レーザー距離計
「レーザー距離計」というのは、レーザー光の反射を利用した「距離測定器」のこと。

「レーザー距離計」は、目標物までの距離を正確に測定できます。
これがあれば、「スプリンクラーヘッド」を探す必要もなく、「ピンポジション表」も不要なので、非常に便利。
機種によっては、高低差も換算して計測する「レーザー距離計」もあります。

もちろん、世界のどこでも使用でき、日本でのゴルフでも活用できるので、ちょっと高額ですが、持っておいて損はありません。
※ただし、公式競技では使用不可。

ただ、「レーザー距離計」は、目標物に焦点を合わせるのに、慣れるまで大変だったり、ピンフラッグが垂れ下がっていたりすると、合わせるのがやや面倒なところがあります。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「ハワイゴルフの持ち物」 − 「レーザー距離計」



●携帯GPSゴルフナビ
「携帯GPSゴルフナビ」は、自分のいる場所からの距離を「GPS」を使用して測定する装置。
近年、日本ではかなりおなじみになってきたツールです。

「携帯GPSナビ」であれば、ボタンを押すだけなので、「レーザー距離計」のように目標物に焦点を合わせる手間がないので、便利といえば便利です。

「携帯GPSナビ」は、グリーンセンターまでの表示なので、ピンポジション表と併用する必要があります。
また、「GPS」は、5〜10ヤードくらいの誤差がでることがあるので、その点は理解の上、使用しましょう。

ただ、一般ゴルファーレベルでは、数ヤード刻みのディスタンス(距離)コントロールができないので、それほど気にする必要はないかもしれませんが・・・。


ハワイゴルフで利用するのであれば、必ず、ハワイのゴルフコースに対応しているタイプを選びましょう。

【ハワイのコースに対応している機種】
●グリーンオン/グリーンオン・ザゴルフウォッチ(MASA)
●ゴルフバディー(US製)(キャスコ)
●EAGLE VISION ・イーグルビュー(朝日ゴルフ用品)

※各機種の対応コースについては、以下の関連事項を参照してください。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「ハワイゴルフの持ち物」 − 「携帯GPSゴルフナビ」




●ピンポジション(ピンプレースメント)
日本では「ピンポジション」と呼ぶのが一般的ですが、ハワイ(日本以外)では「ピンプレースメント」が一般的な用語。

日本の多くのゴルフ場では、カートのハンドル分に「「ピンポジション表」が装着されていて、グリーンセンターからの距離が「+−(プラスマイナス)」で記載されています。
ハワイのゴルフコースには、そのような「ピンポジション表」があるところはありません。

ほとんどのコースでは、グリーンの手前、真ん中、奥を示すものだけです。
そのため、アバウトなピンポジションしかわかりません。

まあ、ピンまでの正確な距離がわかったとしても、一般アマチュアレベルでは、きっちり距離を合わせてショットすることは難しいので、それほど気にする必要はないとは思いますが・・・。

そのほか、一部のローカルコースでは、「ピンポジション」を示すものが何もないところもあります。


正確な距離を知りたい場合は、「レーザー距離計」を使用しましょう。
「レーザー距離計」がない場合は、目測に頼るしかありません。


●ピンフラッグの色
ハワイの多くのコースでは、「ピンフラッグの色」で、ピンポジションを示しています。



そのようなコースでは、
青・・・奥、□白・・・真ん中、赤・・手前
となっています。


グリーン手前を示す赤フラッグ。→










グリーン真ん中を示す白フラッグ。→














グリーン奥を示す青フラッグ。→














●ピンの小フラッグ
ピンに装着されている「小フラッグ」で、ピンポジションを示しているところがあります。
日本のゴルフ場では、お馴染みのタイプですが、ハワイでは、ごく一部のコースのみ。


「小フラッグ」が付いている位置(高さ)で、
上部・・・奥、中段・・・真ん中、下部・・・手前
となっています。












ちなみに、ハワイには、日本のゴルフ場でよくみられる、ピンに装着されている「プラスチックボール」のところはありません。



●ポールのキャップ
フェアウェイセンターに、残り150ヤードを示すポール(杭)が立っているコースでは、そのポールの上部(先端)に色付きの「キャップ」が付いていて、その色で、ピンポジションを示しているところがあります。
日本にはないタイプですね。
ハワイでは、ごく一部のゴルフコースでみられます。



そのようなコースでは、
青・・・奥、□白・・・真ん中、赤・・手前
となっています。


グリーン手前を示す赤キャップ。→










グリーン奥を示す青キャップ。→













●ピンポジション表
ハワイでは、ごく一部のコースに「ピンポジション表」があり、カート前方上部か、後部上部に装着してあります。
「ピンポジション表」は、日本のゴルフ場でもみられる「分割タイプ」。


「ピンポジション表」は「3分割」か「6分割」で、「数字」か「アルファベット」が記載してあり、その日のピンポジションは、「スターターカウンター」や「スタートオフィス」近くに、「ピンポジ番号(アルファベット)」掲示されてます。


「6分割」のピンポジション表。→











「3分割」のピンポジション表。→

「3分割」は、手前、真ん中、奥だけの分類なので、ピンフラッグの色などで示すタイプとほとんど同じで、かなりアバウト。











「キングカメハメハゴルフクラブ(マウイ島)」にのみ、その日の「ピンの位置」が図示された「ピンポジション表」があります。→

ただ、グリーンの奥行き(縦幅)の距離表示の記載があるだけで、ピンの位置の距離記載はありません。











そのほか、一部のコースには、スコアカードに「分割タイプ」の「ピンポジション表」がプリントされているところもあります。→













●GPS
「GPS」が導入されているコースでは、その日の「ピンポジション」が「GPS」に反映されているので、カートから、その日のピンまでの距離が、GPSモニターに表示されます。


そのため、「ピンポジション表」や「フラッグの色」を確認する必要はありません。

ただし、「GPS」は、5ヤードくらいの誤差があります。












●レーザー距離計
「レーザー距離計」があれば、自分のいる場所からピンまでの距離を正確に測定できるので、「ピンポジション」を示すものは、一切必要ありません。

持っていれば非常に便利で、役に立ちます。




●ピンの長さ
日本では「ピン」と呼ぶのが一般的ですが、ハワイ(日本以外)では「フラッグスティック」といいます。

「ピンの長さ」は、一定の長さ(7フィート)以上のものあればいいので、コースによって違う長さのものを使用しています。
日本のゴルフ場でも同様ですが、ハワイのコースでも、コースによって、ピンの長さが違います。
とはいっても、どこのコースへ行っても長さが異なるわけではなく、だいたい、「やや短め」と「普通」と「やや長め」の3種類くらいだと思われます。

RYOはいつも、自分のパターを使っておおよその長さを計測し、
「やや短い」=「35インチパター×2」
「普通」   =「35インチパター×2+グリップ分」
「やや長い」=「35インチパター×2+シャフト分」
としてます。

以前は、プリンスホテル系のゴルフコースで「やや短い」ピン、ラナイ島で「やや長い」ピンが使用されていましたが、近年は、ほとんどのコースで、「普通」の長さのピンが使用されていると思います。
ちなみに、日本のゴルフ場でも、ほとんどが「普通」の長さのピンが多いと思われます。


以前、「レーザー距離計」を使用していなかった頃、ピンの長さが異なるコースでプレーすると、目測での距離感が変わってしまったので、アプローチで苦労したことがありますが、近年は、多くのコースで「普通」の長さのピンになっていることや、「GPS」や「レーザー距離計」といったツールが普及してきた昨今では、「ピンの長さ」は、それほど気にすることはなくなってきています。



●芝の影響
ハワイのゴルフコースのフェアウェイやラフは、日本のゴルフ場では、あまり(種類によってはほとんど)使用されていないる芝が使用されています。
また、グリーンも、日本で主流となっている「ベントグラス」を使用しているところは、ほとんどありません。
そのため、プレーの際、ショットやパットに大きく影響があるといえます。




ショット、アプローチに関しては、”コウライ芝”や”野芝” とは、フェアウェイやラフからの打ちやすさ”が、かなり違います。


●ティーインググランド
ハワイのゴルフコースでは、いくつかの種類の芝が使用されていますが、ティーアップしてショットするティーインググランドでは、芝の種類が何であろうと、芝の影響はありません。



●フェアウェイ
日本のゴルフ場で、フェアウェイに主に使用されている芝は、「コウライグラス」。
そのほか、一部で「野芝」や、「ブルーグラス」や「ライグラス」系の洋芝、ごくごく一部で「ベントグラス」や「バミューダグラス」が使用されているといった状況です。

ハワイのゴルフコースのフェアウェイは、「バミューダグラス」か「パスパラムグラス」が主流で、ほかにも、以下のような種類の芝が使用されていて、コウライ芝とは異なる特性があります。
ただ、フェアウェイからのショットの場合は、ライがよければ、それほど影響がないかもしれません。


◆バミューダグラス
 ハワイの多くのゴルフコースで使用されています。
 「バミューダグラス」は、日本では、沖縄などのゴルフ場で使用しているところがありますが、それ以外の地域では、あまり使用されていない芝です。
 「バミューダグラス」は、コースコンディションが良いコース、または、ライが状態のよいところにボールが止まっていれば、フカフカしているので、”浮いたライ”になり、ショットの際、非常に打ちやすいといえます。


◆パスパラムグラス
 近年、ハワイのゴルフコースで使用されているところが増えていている芝。
 「パスパラムグラス」は、緑の色が濃く、非常にきれいに見え、芝自体がしっかりしていて、やや粘っこい感じがするのが特徴。
 芝の密集度が高く、「コウライグラス」や「バミューダグラス」のように、”浮いたライ”にはならないので、それほど打ちやすくはなりません。
 また、ちょっと芝がケバ立っているようなところや、逆目のところからのアイアンショットでは、ちょっとつっかかる感じになることがあります。




◆キクユグラス
 ごく一部のローカルコースのフェアウェイに使用されています。
 「キクユグラス」は、1本の葉がやや太く、かなりしっかりした芝。
 フェアウェイのライがいいところからでも、アイアンショットでは、ちょっとつっかかる感じになることがあります。




◆セントオーガスティングラス
 ごくごく一部のローカルコースのフェアウェイで使用されています。
 「セントオーガスティングラス」は、1本の芝の太さが1センチ近くあり、かなり太くて硬い芝。
 見た目は、”雑草”なので、芝の種類ではないのかもしれません。
 芝が強くて硬いので、アイアンショットでは、かなりつっかかります。



◆ゾイシア
 「ソイシア」とは、日本でいう「野芝」のこと。
 ごくごく一部のローカルコースのフェアウェイで混入されているところがありますが、実際のところ、雑草との区別がつかないこともあります。
 このようなコースでは、フェアウェイのメンテナンスはほとんどされていない感じなので、セミラフ同然です。


◆ウィード
 「ウィード」というのは、「雑草」のこと。
 ごくごく一部のローカルコースでは、「ウィード」がかなり混入していたり、フェアウェイ全体が、どうみても雑草だらけのところがあります。
 「ゾイシア」と同様、フェアウェイのメンテナンスは、ほとんどされていない状態なので、ナイスショットをすることは困難といえます。


◆ベアグランド
 「ベアグランド」は、芝がなく、泥が露出しているところのこと。
 ローカルコースなど、コースメンテナンスが悪いコースでは、ところどころに多くの「ベアグランド」があります。
 「ベアグランド」は非常に硬いこともあり、このようなライからのショットは、非常に難しいといえます。
 特にアプローチショットでは、特に難易度が高くなります。




●ラフ
日本のゴルフ場では、フェアウェイがコウライ芝で、ラフは野芝のところがほとんどで、フェアウェイとラフでは、別の芝が使用されています。

一方、ハワイのゴルフコースでは、フェアウェイで使用されている芝と同じ芝が、ラフでも使用されているところがほとんどです。


◆バミューダグラス
 フェアウェイが「バミューダグラス」のコースのほとんどは、ラフも「バミューダグラス」です。
 芝の密集度が高い「バミューダグラス」のラフは、ショットに多大な影響をあたえるといえます。
 ラフでは、ボールが”フワ”っと、芝の上に乗っかるようなライになる場合と、ボールがスッポリと沈む場合があり、どちらもクセもの。
 芝の上に乗っているライの場合、見た目は、打ちやすそうなライに見えるのですが、「バミューダグラス」は、「野芝」や「コウライグラス」よりも粘りがあり、からみつきます。
 ショットする際に、ボールがフェースの上部に当たりやすく、クラブヘッドが抜けにくいので、ボールが飛びません。
 パワーヒッターなら、逆に”フライヤー”になるのかもしれませんが・・・。
 クラブヘッドが芝の下の方まで入らないように(練習場でティーアップしたボールをアイアンで打つ要領)、浮いた状態のボールの高さに合わせて打つ必要があります。
 それでも、芝の抵抗はありますが、とにかく、クラブフェースの”芯”に当たるようなスイングできるかがポイント。
 アプローチショットの場合は、浮いたライでも芝がつっかかるので、思い通りのタッチ(距離感)を出すことがとても難しい状況となります。
 グリップをゆるめに握ったり、やわらかいショットを打とうとすると、クラブヘッドが芝に負けてしまうのです。
 逆に、芝に負けないように、”ガツっ”と打ってしまうと、強いボールになりやすく、なかなかうまくいきません。
 
 一方、ボールが沈んでいたら、これがまたやっかい。
 ”鳥の巣”にボールがスッポリと、ハマったような状態のライになります。
 このライの場合、ショットをすると、芝にヘッドをくわれ、クラブの”芯”にボールを当てるのも困難なので、ほとんど距離がでません。
 この場合は、”脱出”だけを心がけたほうが無難でしょう。
 このライからのアプローチの場合、ウェッジでも距離感が出せないばかりか、ヘッドがつっかかり脱出できないこともあります。

 いずれのライの場合も、慣れと経験が必要なので、日本では経験したことがないライからのショットやアプローチで、最初は苦労する可能性があることを覚悟しておきましょう。

 ★RYOは、”鳥の巣”状態にハマったライからのアプローチの打ち方を「ゴルフチャンネル」で発見したのです。
 なんと、パターをハンドファーストにしてアドレスし、手首の角度を変えずに、ボールを直接上からたたくように打つのです。すると、スポっとボールが飛び出すというのです。
 テレビを観た時は、”こんなことやっても上手くいくわかないだろ???”と半信半疑。(^^;
 ところが、RYOが実際にハワイで試してみたら、上手く脱出できるではありませんか!(笑)
 距離感を出すのは、感覚をつかまないと難しいですが、それまでサンドウェッジで、なかなか上手く脱出できなかったアプローチが、このパターを使った打ち方で上手くいったのでビックリ!!
 さすが「ゴルフチャンネル」のレッスン。役に立つな〜!(笑)
 みなさまも、どうぞお試しあれ!(^^
 ※元々アメリカのチャンネルである「ゴルフチャンネル」は、日本での放送は、数年前に「ゴルフネットワーク」に吸収されてしまい、近年は、このような有益なレッスン番組を放映していません。残念・・・。(泣)



◆パスパラムグラス
 フェアウェイが「パスパラムグラス」のコースの多くは、ラフも「パスパラムグラス」です。
 「パスパラムグラス」は、芝の密集度が高く、しっかりした芝だからか?あまりラフの芝を伸ばしていません。
 そのため、ボールが浮くライになったり、ボールが沈むライになることは、ほとんどないといえます。
 逆目のところや、芝がケバだっていなければ、けっこう普通にショットできます。
 ラフの場合は、全体的に芝のボリュームでフカフカした感じなので、クラブヘッドがダフリぎみに入ると、”ねっとり”として、重く、からみつく感じの芝なので、つっかかってしまい、あまり飛ばないことがあります。
 アプローチの際は、クラブヘッドがつっかかるので、やわらいボールを打ったり、距離感を上手く出すのは、難しいといえます。

 「パスパラムグラス」は、日本では使用されていない芝なので、初めて体感する方は、面食らうかもしれません。


◆キクユグラス
 フェアウェイが「キクユグラス」のコースの多くは、ラフも「キクユグラス」です。
 「キクユグラス」は、芝がやや太く、強いので、ラフに入ると、かなりショットに影響します。
 あまり浮いた状態のライになることは少なく、やや沈むライになることが多くので、ショットの際、強い芝にクラブがつっかかり、クラブヘッドが振りぬけないので、距離がでないばかりか、コントロールしづらいです。(かなりパワーがあるゴルファーを除く)。
 ラフに入った場合は、番手を下げ、クラブの”芯”に当てることを心がけ、脱出すればオーケーくらいの気持ちで打つ方が無難です。

 「キクユグラス」も、日本では使用されていない芝なので、初めてだと、最初は苦労するかもしれません。


◆セントオーガスティングラス
 ローカルコースのラフで使用されているところがあります。
 「セントオーガスティングラス」は、葉の太さが1センチくらいあり、とても硬いので、ラフに入ったら脱出困難となります。
 ラフが深い場合はロストボールになるケースも多く、発見されたとしても、脱出がやっとになることが多いので、あきらめが必要。


◆ウィード
 ローカルコースのラフは、「ウィード」がかなり混入しているところがあります。
 かなり密集して生えている場合は、やはり脱出するだけとなります。
 逆に、「ウィード」が多いコースは、あまりメンテナンスされていないので、ラフエリアがベアグランドのことも多く、かえって脱出しやすいことも。







●グリーン
日本のゴルフ場では、「ベントグラス」を使用したグリーンが主流。
ただ、2グリーンのゴルフ場で、「コウライグラス」のグリーンを使用していたり、一部のゴルフ場で「コウライグラス」の1グリーンのゴルフ場(川奈ホテルゴルフコース、館山カントリークラブ、宮崎カントリークラブなど)もあります。
そのほか、沖縄のゴルフ場では、「バミューダグラス」を使用したグリーンあり。

一方、ハワイのグリーンで使用されている芝は、以下の3種類です。


◆バミューダグラス
 フェアウェイで「バミューダグラス」を使用しているコースの多くは、グリーンも「バミューダグラス」です。
 「バミューダグラス」は、「ベントグラス」より芝の葉が大きく、「コウライグラス」より少し細いくらいの感じ(RYOの印象で)なので、芝目がけっこうあるのが特徴。
 芝のメンテナンスが良く、けっこうカッティングしてあるグリーンではスムースに転がりますが、芝目があります。
 「コウライグラス」のグリーンのように、逆目で”ザザザ”というような音がするほどではありませんが、逆目のラインは、やはり遅めなので、しっかりパッティングする必要がありますし、逆に順目のラインは速いので、注意してパットする必要があるでしょう。
 逆目や斜めのラインの場合、ショートパットでも、ショートすると、芝目の影響で、カップの縁でちょっと曲がったり、カップの直前で急ブレーキということもあるので、しっかりと打つことが大切。
 最も注意したいのは、傾斜と芝目の関係。
 ハワイの多くのゴルフコースでは、芝目の方向と傾斜の方向を合わせてあり、下り傾斜で順目のラインだと、かなり速く、上りで逆目だと、かなり遅くなっている傾向があります。
 そのことを頭に入れてパットしないと、下りの順目のラインからのパットは、グリーンから出てしまうこともあるのです。
 横のラインの場合、それほど大きく曲がりませんが、傾斜と芝目が重なっている場合は曲がります。
 コースによって、あまりカッティングされていない場合は、下りのラインでも速くなく、上りのラインだとスーパー遅いので、注意しましょう。
 
 ハワイの芝目は、海に向かって順目です。
 「バミューダグラス」の場合、必ず海の方向を意識して、順目か逆目かを把握してからパッティングすることが重要といえます。
 海が見えないコースでも傾向は同じなので、事前にマップで、海がどちらにあるのか?を確認しておきましょう。
 しかし、やっかいなことがあります。
 海岸線は広いので、120度くらいの範囲に海が見えることがあること。
 その場合、どの方向の海に向かって順目なのかがよくわからないのです。
 そのような場合は、同伴の仲間のパットなどを参考にするしかありません。

 「バミューダグラス」のグリーンのコースの一部では、グリーン用に改良した、「ティフイーグル」などを使用しているところもあります。
 「ティフイーグル」は、芝の葉がやや細かいので、それほど芝目は強くありません。

 コンパクションは、どこのコースもやや硬め。
 ボールマークは、ほとんど付きません。
 ただ、硬めといっても、グリーンに直接落下したボールが跳ねる硬さという感じではなく、芝のクッションでボールがけっこう止まる感じで、ナイスショットやナイスアプローチしたボールが止まらないようなことはあまりないと思います。
(下りで順目のラインだと止まりませんが・・・)


◆パスパラムグラス
 フェアウェイで「パスパラムグラス」を使用しているコースの多くは、グリーンも「パスパラムグラス」。
 一部のコースでは、グリーンだけ「パスパラムグラス」を使用しているところもあります。
 「パスパラムグラス」は、見た目はきれいなので、非常に転がりがよくスピードも速そうに見えますが、芝の密集度が高く、芝の葉自体はけっこうしっかりしています。
 実際のスピードは、芝のカッティング度合に大きく左右されます。
 つまり、速くセッティングしてあるところは速く、遅めにセッティングところは遅いということで、コースや、その日のメンテナンス状況によって、速いグリーンや遅いグリーンがあるということ。
 速いグリーンでは、スムースにボールが転がり、ベントグリーンに近い感覚でパットできます。
 逆に遅いグリーンの場合は、慣れるまで苦労するかもしれません。
 芝目は、ほとんどないので、傾斜だけでラインを読めばいいでしょう。
 横のラインは、芝目の影響があまりないので、大きくは曲がらない印象。


◆ベントグラス
 ハワイで、グリーンに「ベントグラス」を使用しているコースは、ごくわずか。
 「ベントグラス」の特性は、日本でも、お馴染みなので、ここであえて紹介するまでもないですが、ボールの転がりが非常によくスムースに転がり、芝目の影響はほとんどないので、傾斜だけでラインを読めばOKです。




●風の影響
”ハワイのゴルフコースはいつでも風が強い”という噂は、まったくの”嘘”であることは、「ハワイゴルフ基本事項」で紹介しましたが、それでも、日によっては、風が強い時があります。

運悪く、”強風”に遭遇すると、かなりプレーに影響されます。

ものすごい強風のときには、キャップ(サンバイザー)をかぶっていることが無理で、ティーアップしたボールが落ちたり、グリーン上のボールが動いてしまうこともあるくらいです・・・。

アゲインスト(向かい風)やフォロー(追い風)の場合は、2〜3番手、またそれ以上、飛距離が変わることもあり、横風の場合は、特にボールの落ち際に、大きく横へ流されます。

最もプレーに影響を及ぼすのは、やはりアップウィンド(アゲインスト)の場合でしょう。
どうしても、力んでしまったりして、ミスショットが出やすくなるといえます。


一般に、以下のような風対策があります。

◆アゲインストの場合
フォロースイングを小さめにとったり、フィニッシュを低くしたりして、低弾道のボールを打つ。
ティーショットの場合は、普段よりティーアップを低くする。
アイアンショットの場合は、クラブの番手を上げる。

◆横風の場合
右からの風にはスライスボール、左からの風にはフックボールを打つ。

◆フォローの場合
クラブの番手を下げる。


しかし、普段やったことがない慣れないショットをすると、あまりいい結果がでないので、ティーショットは、いつもと同じ高さでティーアップして、いつも通りのスイングをすることをおすすめします。
その方が、結果的に距離も出るし、いいショットが出やすいと思います。
アイアンショットの場合も、クラブの番手だけ変えて、普段通りのショットをするのがおすすめ。
横風の場合は、多少、狙う方向をずらすだけにして、こちらも普段と同じショットをするのがいいと思います。

アプローチでは、50ヤード以内くらいのボールを上げるショットをする場合は、けっこう風の影響を受けます。
アゲインストの場合は、やや低めの弾道のアプローチをするのがおすすめ。

パッティングでは、アドレスでしっかりと踏ん張ること。
あとは集中してパットするしかありません。
下りでフォローのパットなどは、風でどんどんボール転がってしまうことがあるので、要注意です。

とにかく、強風に見舞われた場合は、残念ながら、好スコアはまったく望めないこともあり、楽しいラウンドは期待できません!(^^;

クラブ選択にはもちろん注意が必要ですが、なによりも力まないように心がけ、なんとか、メゲずにプレーしましょう!(^^;


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「気候と天候」 − 「風」



●ハワイはボールが飛ぶ?
”ハワイはボールが飛ぶ!”という噂があります。
ハワイは、日本よりもカラっとしていて湿度が低い傾向があり、”空気が乾燥しているとボールが飛ぶ!”と、よく言われていることや、ハワイゴルフ経験者が実際に”ボールが飛ぶ”実感があったことなどから、そんな噂があるのだと考えられます。
しかし、はたして”湿度が低いとボールが飛ぶ”というのは、物理的に立証されているのでしょうか???
湿度が高い方が湿度が低い空気よりも、水蒸気を多く含むので、空気抵抗が若干大きくなることが考えられますが、はたして飛距離が変わるほどの影響があるのでしょうか???
まあ、仮にあるとしても、せいぜい2〜3ヤード程度しか変わらないと思われます。
実際のところ、無風、同気圧、同気温、同湿度の条件下で、同じゴルフクラブで同じボールを使用したロボット実験をしてみない限り立証できませんし、そのような実験結果もないことでしょう。


実際にRYOは、ハワイで何度もラウンドしていますが、日本でのゴルフと飛距離に差がでるとは、ほとんど感じたことがありません。
ただ、実際に飛距離が出ることもあります。
もし実際に、”ハワイはボールが飛ぶ!”または、”ハワイはボール飛ぶように感じられる!”のだとしたら、以下のような理由からだというのが、RYOの見解です。

●体のキレ
 ハワイでのゴルフは、日本の夏ゴルフよりも、明らかに蒸し暑くないので、快適なプレーができます。
 1年を通して半袖でプレーができるので体が動かしやすく、ハワイの開放感により気持ちよくプレーでき、間接の稼動範囲が大きくなり、筋肉がほぐれ、”体のキレ”が良くなるため、ボールが飛ぶような気がします。

●複数ラウンドの効果
 ハワイで複数ラウンドをすれば、よりゴルフの調子が良くなり、飛距離が出るようになる可能性があります。

●広いホール
 幅が狭いホールだと、コントロールしないくてはいけない緊張や余計な力みになり、スイングが小さくなったり、クラブヘッドが走らなかったり、スイートスポットに当たらないなど、ミスショットが増加する傾向があります。
 日本でも同様ですが、広いホールで打つと、そのような緊張や力みがない分、いいショットが出やすくなります。
 ハワイのゴルフコースは、日本のゴルフ場に比べると、視界が広く、幅が広いホールが多いので、伸び伸びとしたスイングができ、ナイスショットが出やすいと思われます。

●ライ
 フェアウェイの芝が少なかったり、硬かったりして、ボールが浮いていないような、ライが悪い状態からのショットは、余計な力みを生み、ミスショットの要因になります。
 「バミューダグラス」のフェアウェイは、フカフカしていて、非常に打ちやすいライになることがあり、リラックスしてアドレスでき、スイートスポットに当たりやすく、いいショットが出やすいと思われます。

●フェアウェイのラン
 ゴルフコースやホールによっては、フェアウェイが硬かったり、マウンドや下り傾斜があったりして、ボールが落下した後にボールが非常に転がることがあります。

●風の影響
 ハワイゴルフでは、まったくの無風であることは少なく、強風でないまでも、多少の風が吹いています。
 追い風に乗って、ボールが非常に飛んでいることがあります。

●レンタルクラブ
 ハワイでレンタルクラブでプレーする人もいることと思います。
 普段とは異なるヘッド、シャフトのゴルフクラブを使用し、その人にクラブ性能が合っていたのであれば、”日本でのゴルフよりもボールが飛ぶ”と感じることでしょう。


RYOの実感としては、ハワイゴルフは、”飛距離が出る”ということよりも、”ゴルフの調子が良くなる”ということは感じまず。
日本でのゴルフよりも、ハワイゴルフの平均スコアは、おそらく5打くらいは良いのではないでしょうか???
それは、ハワイでのゴルフが、なんといっても、常に半袖でプレーでき、気持ちよく伸び伸びとプレーできることと、体のキレが良くなる!せいだと思っています!(^^v

ということで、”ハワイはボールが飛ぶ!”という噂を考慮してプレーすることは、あまりないと思います。
それよりも、”風”の影響の方が、はるかに大きいですから・・・。




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