ハワイゴルフマニュアル

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ハワイゴルフ A to Z


■ルール&マナー&注意事項
世界のどこでゴルフするにしても、ルールやマナーは大切です。

ゴルフのルールは、非常に多く多種多様。
おそらく、すべてのスポーツの中で、最もルールが多いのではないでしょうか!?
もちろん、ゴルフというスポーツをする上で、できるだけルールを守ることは必要なことですが、実際に、厳密にゴルフルールを守ることは極めて難しいことといえます。


とはいえ、ゴルフのプレー上のルール以外に、危険なことにつながるような、ルールやマナー(打ち込みなど)、同伴者や前後の組のプレーヤーに迷惑をかけたり、不快にさせるルールやマナー(スロープレーや喫煙など)は、絶対に守るべきこと。
ただ、逆に、そのようなこと以外の、個人的スコアに関するルールについては、厳密に守らなくても大丈夫であるともいえます。


ゴルフルールについては、ほとんど世界(USGA、R&A、JGA とも)共通。
マナーについては、日本でのゴルフと同様だと思っていれば、まず間違いありません。
そのほか、ハワイゴルフでは、特有のルールやマナーがあるので、知っておきたいところ。

日本人ゴルファーとして恥ずかしくないプレーや、行動をとりたいものです。


 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「予約について」
  → ハワイゴルフ A to Z 「プライベートコースでプレーする方法」

●ドレスコード
ハワイゴルフは開放感があり、気楽にプレーできるイメージなので、どんな服装でプレーしてもかまわないと思っている方もいると思いますが、ハワイゴルフでも「ドレスコード」があります。

詳細は、以下の関連事項を参照してください。

 ■関連事項
  → ハワイゴルフ基本事項 「服装&シューズ」



●ローカルルール
日本のゴルフ場には、日本特有の「ローカルルール」が数多くあります。

ハワイでも、ゴルフコース特有の「ローカルルール」があります。
「ローカルルール」は、「スコアカード」に必ず記載されているので、ラウンド前には必ず目を通しておきましょう。
もちろん、英語で記載されていますが、なんとなく理解できると思います。
多くは、池や谷、海、溶岩などにボールが入った場合の処置(”ラテラルハザード扱い”など)。

そのほか、「ローカルルール」は、「ヤーデージブック」にも記載があります。

ここでは、日本のゴルフ場にある「ローカルルール」と、ハワイのゴルフコースにある「ローカルルール」を比較しながら紹介します。

●特設ティー
日本のゴルフ場には、「特設ティー」なるものが設置されているところが数多く存在します。
「特設ティー」は、おそらく日本特有の「ローカルルール」の1つ。
プレー進行を早くする目的のイエローの「ティーマーク」です。

多くのところでは、OB用としては、ティーショットの飛距離分(ティーグランドから200〜250ヤード)付近のフェアウェイやラフに設置されていて、池や谷などのハザード用としては、ハザードの先や横などに設置されています。
OBエリアにボールが入った場合に「特設ティー」から「プレイング4(前進4打)」、池などのハザードや、1ペナエリアにボールが入った場合は「プレイング3(前進3打)」にて、”プレー続行させる(強制)”、または、”続行できる(選択可)”、というもの。
ティーアップして打つこともできます。


ハワイのゴルフコースには、「特設ティー」は一切設置されていません。
そのため、OBの際は、”元の場所から打ち直し”となります。
また、ロストボールになりそうな場合、なりそうなところへボールが飛んだ場合は、必ず「暫定球」を打ちましょう。


「特設ティー」は設置されていませんが、コースによっては、そのかわりに「ドロップエリア」が設置されているところがあります。
「ドロップエリア」については、以下の項を参照してください。



●1ペナエリア
日本のゴルフ場では、隣接ホールとの境界に杭が立っているところが多くあります。

隣りのホールにボールが入った場合には、最後にボールが横切った地点付近、または、ボールの場所の横付近の、元のホールのラフやフェアウェイにボールを戻し、1ペナルティーにてプレーを続行するという「ローカルルール」。


ハワイのゴルフコースでは、隣接するホールとの境界に、1ペナ杭はありません。
基本的には、隣りのホールから、ノーペナルティーで、そのままボールを打つことが基本です。

ただし、隣りのホールのボールが発見できずにロストボールになる可能性があるので、「暫定球」を打っておきましょう。
また、隣りのホールからプレーを続行するのが困難な状況の場合は、「アンプレヤブル」を宣言し、元の場所から1ペナで打つ方が得策のケースもあります。

そのほか、ハワイでは、ゴルフコースの外周は、ほとんどOBエリアなので、ハザード以外の1ペナエリアは、あまりなかったと思います。



●ドロップエリア
「ドロップエリア」とは、日本でのゴルフでいう「特設ティー」に近いもの。
「ドロップゾーン」と言う場合もあります。

ハワイでも、コースによっては、池や海、谷などのハザードにボールが入った場合に、プレーを続行させるための「ローカルルール」があります。

「ドロップエリア」は、文字どおり”ドロップ”し、そこからプレーを続行するためのエリア。
池や海、谷などのハザードにボールが入った場合に、1ペナルティーを付加して、「ドロップエリア」に”ドロップ”し、そこからプレーを続行します。

「特設ティー」とは違い、”ドロップ”するので、もちろんティーアップすることはできません。

「ドロップエリア」には、「Drop Area」、または「Drop Zone」 と書いたプレートがあり、池の手前や横や先、そのほか、谷の先などに設置されています。


「ドロップエリア」は、芝が薄かったり、地盤が硬いところも多く、”ドロップ”により、ティーアップしないでショットしなければならないので、”非常に難しいライ”にあることもあります。
たとえば、ハワイ島の「ビッグアイランドカントリークラブ」の17番ホール(アイランドグリーンのPAR 3)の「ドロップエリア」は、約50ヤードの距離をアイランドグリーンへ打つ池越えです。
しかし、芝が薄く、地盤が硬いライから、約50ヤードのアプローチを、ボールをやわらかく上げて、距離をコントロールすることが困難なので、ティーショットを打った場所から、ティーアップ゚して”打ったほうが打ちやすいかも?といったケースもあります。



●6インチプレース
日本のゴルフ場には、「6インチプレース可」という「ローカルルール」があるところがあります。
これは、もともと、「プリファード・ライ」という、冬期や雨の後などの、コースコンディション状態が悪い時に採用されることがある「ローカルルール」で、「スルー・ザ・グリーン(「フェアウェイのみ」の場合もある)”において、”ボールを6インチ(約1センチ)動かしてもいい”というもの。
日本の会社のゴルフコンペなどでは、よく採用されている「ローカルルール」で、日本のゴルファーの中には、どこのゴルフ場でも習慣のように”6インチプレース”する人もみかけます。
一方、ゴルフ場によっては、「6インチプレース可」という「ローカルルール」を定めていて(スコアカードに記載されている)、とんでもないところもあるのです。

ゴルフ本来のルールは、”あるがままの状態でプレーする”ことであり、”ノータッチ”(スルー・ザ・グリーンにおいてがボールに触れずプレーすること)が原則。
「6インチプレース可」という「ローカルルール」は、ゴルフのルールに反するものであるといえます。

ハワイのゴルフコースには、もちろん、このような「ローカルルール」を設定しているとことはありません。
”ノータッチ”でプレーしましょう。

ただし、初心者については、状況に応じて、「6インチプレース可」にしてプレーしてもかまわないと思いますが・・・。









●バンカーレーキの置き方
ハワイに限らず、バンカーショットをした後に、バンカーの砂をレーキでならすのは、ゴルフでは当然のマナーです。
必ず自分で、バンカーの砂をならしましょう。

日本の多くのゴルフ場では、レーキをバンカーの外に置くのが一般的。

しかし、ハワイのゴルフコースでは、砂をならした後、レーキをバンカーの中に置くのが一般的なのです。
これは、”レーキがバンカーの外に置いてあってがために、ボールが、そのレーキによって止められ、バンカーの中に入らなかった”ということを防ぐため・・・らしいです。
”バンカーに入るべきであったはずのボールはバンカーに入るべき!”という考えで、プレーを公平にする主旨のもの。
(RYOは、これには大賛成。日本のコースでも、こうあってほしいものです。)

ただ、コースによって、レーキがバンカー外に置いてあるところがあります。
これは、日本人ゴルファーの仕業の可能性がありますが、コーススタッフが車両を使用してバンカーをならす際に、バンカー外にレーキを置いた可能性もあります。

”レーキはバンカーの中に置く”で正しいと思いますが、もしかするとコースによって、”レーキはバンカー外に置く”ところがあるのかもしれないので、状況(自分がレーキを使用する前に、バンカー外に置いてあったか、バンカー内に置いてあったか)によって、判断すると良いでしょう。



●ディボット跡の修復
これも、あたりまえのマナーです。
ディボットがとれた場合は、必ず修復しましょう。

日本のゴルフ場では、カートに「目土袋&シャベル」が積んであり、それを使って、ディボット跡に目土をします。

ハワイのゴルフコースには、「目土袋&シャベル」はありません。
そのかわりに、カートに「ディボットボトル」が搭載されています。
「ディボットボトル」は、”目土用の砂が入ったボトル”のことで、実際の名称は不明ですが、ハワイゴルフマニュアルでは、「ディボットボトル」と呼んでいます。

「ディボットボトル」をさかさまにすると、目土用の砂が出るようになっているので、それを使って目土します。
ハワイでは、カートがフェアウェイ走行でき、ボールのすぐ近くまでいけるコースが多いので、ショットに際にターフをとってしまった場合は、「ディボットボトル」で即座に目土ができます。

ただ、「ディボットボトル」は、すべてのハワイのゴルフコースに装備されているわけではありません。
もし、「ディボットボトル」がカートに搭載されていないコースでは、目土ができないので、そのままにしてもかまいませんが、とれたターフ(芝の方)がある場合は、元のところ(ディボット跡)に戻しておきましょう。


ちなみに、ハワイのゴルフコースで使用されている「バミューダグラス」や「パスパラムグラス」は、ダウンブローで普段からしっかりターフがとれるゴルファーは以外は、それほどターフがとれません。
RYOは、よほどダフったミスショットした場合以外は、ほとんどターフはとれないのでした。(^^



●ボールマークの修復
これもあたりまえのマナー。
グリーン上に自分がつけた「ボールマーク」は、必ず自分で修復しましょう。

もし、自分がつけたものでない「ボールマーク」を見つけた場合は、それも修復するよに心がけましょう。

ただ、「バミューダグラス」や「パスパラムグラス」が多いハワイのグリーンは、「ボールマーク」は、あまりつきません。



●プレーファスト(Play Fast)
「プレーファスト」とは、速やかなプレーをすること。
日本語の発音では、「プレーファースト」と呼ぶ場合もあります。


”スロープレー(プレー進行の遅れ)”は、後続のゴルファーに迷惑がかかるので、そうならないように、プレーヤー全員がスピーディーにプレーすることが大切なマナー。

これは、日本のゴルフ場においてもそうですが、もちろんハワイのゴルフコースでも同様。


ロコ(ハワイのゴルファー)や、外国人旅行者(日本人以外)ゴルファーは、プレーが早い人が多い傾向があります。
ただ逆に、「ムニシパルコース」では、初心者のロコが多く、その人たちのプレーは非常にのんびりしています。


また、「プレーファスト」のための、マナーや秘訣などを、以下に紹介しますので、臨機応変に対応してください。


●スロープレーの防止
ゴルファーみんながスロープレーにならないようにプレーすることが大切ですが、ゴルフレベルやトラブルなどによって、結果的に、自分たちの組のプレー進行が遅れてしまうこともあります。

自分たちの組がスロープレーになっていたら、速やかに後続の組を「パス」させましょう。


日本でのゴルフも含めて、スロープレーになる代表的な要因には、以下のようなことがあります。
スロープレーにならないよう注意しましょう。


【スロープレーの要因】

●初心者ゴルファー
 初心者は、ゴルフ技術がまだまだ未熟なので、どうしてもスロープレーになりやすいといえます。
 無駄な素振り、長いアドレス、空振り、チョロ連発、バンカーからの脱出不能、グリーンまわりやグリーン上での行ったりきたりなどにより、どうしてもプレー時間が遅くなる傾向があります。
 ゴルフ技術については仕方ないですが、初心者に限って2回以上素振りしたり、アドレスしてからなかなか打たないといったことは改善可能。
 なお、初心者だけでのプレーは、やめるべきです。

●OB連発
 初心者に多いですが、特に男性の場合、飛距離が出てボールが曲がる人は、OB連発の可能性があります。
 ハワイでは、「特設ティー」がないため、OBの場合は、元のところから何度も打ち直しとなるので、3発以上打ち直しする可能性もあります。
 ハワイには「特設ティー」はありませんが、OB3連発したら、”仮想特設ティー”を設けるなどして、前進してプレーを続行しましょう。

●ボールの捜索
 ラフや林の中などにボールが入ってしまった場合、ボールを捜すのには、やはり時間がかかります。
 ゴルフのルール上、5分間捜索してもいいことになっていますが、ルール範囲内の5分間探したとしても、後続の組に追いつかれてきて、渋滞の要因になることがあります。
 また、ほとんどのゴルファーは、時計を見てからボールを探すことはしないので、実際には5分以上捜索している可能性があるので注意が必要。
 ハワイの場合は、カートで探すことができるので、早く発見できることもありますが、ある程度探しても見つからない場合は、早めにあきらめることが肝心。
 もし、ボールが見つからなかった場合は、ルールでは、元のところまで戻って打ち直す必要があります。
 しかし実際には、後続の組が来ている場合には、元のところまで戻ることは難しいので、ボールが紛失したと思われる地点付近から、1ペナ、または2ペナルティーを不可し、プレーを続行しましょう。

●バンカー
 深いバンカーや、バンカーの砂がなかったり硬い場合、バンカーのアゴにボールが刺さった場合、バンカーが苦手なゴルファーは、1度バンカーに入ってしまうとトラブルになることがあります。
 2〜3回打ってもバンカーから脱出できなかったり、バンカーからホームランしてOBや反対側のバンカーに入ってしまったりすると、時間がかかってしまいます。
 初心者は、バンカーから何回か打っても脱出できないような場合は、あきらめてバンカー外にボールを出して、プレー続行することも必要。

●隣りのホール
 隣りのホールにボールがいってしまった場合、ハワイのコースでは、そのまま打てることが多いのですが、当然にことながら、隣のホールのプレーヤーが優先なので、隣りのホールの人が打ち終わるまで待たなくてはなりません。
 その待ち時間は、けっこうかかることがあります。

●トラブルショット
 急斜面、深いラフ、林の中、木の根っこ、隣りのホールなどへボールが入ってしまい、そこから、なかなか脱出できないと、時間がかかります。

●遅延プレー
 だらだらプレーすると、もちろん時間がかかります。
 ゴルフそっちのけで、おしゃべりしながらプレーしたり、ちんたらと歩いてプレーするのはもってのほか。
 ハワイでは、2人乗りの乗用カートなので、そうはならないと思いますが・・・。
 また、同伴者全員がホールアウト後にグリーン上でスコアをつけることもやめましょう。
 スコアは、グリーン上でつけるなら、まだ全員がパットしおわっていない時か、カートに戻って次のホールのティーグランド横でつけるように。

●無駄なラインの読み
 中級者や上級者にもみられますが、自分の順番のなってから、カップの反対側、ボールの後方へまわったり、しゃがんだりして、プロの真似をするかのように、ゆっくりとラインを読む行為は非常に時間がかかります。
 そんなことをしても、必ずボールが入るわけではないので、はっきりいって無駄です。
 同伴者がパットする前後などを利用して、さりげなくラインを読むのがスマート。

●不慮のトラブル
 ゴルフクラブをどこか忘れてしまい、探したり、戻ったりすると、時間がかかってしまいます。
 クラブを忘れないように、仲間同士で気をつけることが必要。
 カートが故障したような場合は仕方ないので、後続の組を速やかに「パス」させましょう。




●プレーヤーの打つ順番
ティーショットを打つ順番は、最初のホールでは、くじ引き。
それ以降のホールでは、前のホールでスコアが良い人から順番(同じスコアの場合は、その前のホールのスコアをみる)に打つのが一般的で、最初に打つ人のことを”オナー(honor)”と呼びます。
また、2打目以降は、ホール(カップ)から遠い人から打ちます。

これらはマッチプレーでのルールであり、ストロークプレーの場合は、このようなルールはなく、もし間違ってもペナルティーにはなりません。

ティーショットで”良いスコアの人から打つ”というのは、むしろ、”良いスコアを出した人に敬意を払う”というマナー的なもので、2打目以降は”遠い人から打つ”というのは、危険防止ということもあるでしょう。


「プレーファスト」を優先してプレーするのであれば、こうした一般的な”打つ順番”を無視してプレーすることも必要。

たとえば、ティーショットで、オナーの人(2番目、3番目の人の場合も同様)がトイレに寄ったり、日焼け止めを塗るなどで、すぐにプレーできる状態にない場合は、別の人が先に打つべきです。
準備ができている人から、速やかに打つようにしましょう。
逆に、準備ができていない場合は、自分から別に人に先に打つように声をかけるべき。
日本人ゴルファーの中には、違う順番で打ったからといって怒ったりする人がいますが、そんなことで怒るのはやめましょう。
2打目以降の打つ順番についても、必ずしも、ピン(カップ)から遠い人から打つ必要はありません。
ただし、自分より前方にプレーヤーがいる場合は、必ず声をかけるなどして、危険がないポジションに移動、または非難してから打つこと。
グリーン上においても同様です。
状況に応じて、パットする順番を変えることも考えましょう。

臨機応変にプレーすることが「プレーファスト」につながります。




●オーケー(OK)
「オーケー」というのは、グリーン上で短いパットが残った場合に、同伴者が「オーケー」と声をかけて、その短いパットが入ったことにしてボールを拾い上げ、”パット1打分を省略する”こと。
日本のゴルフ場でも、よくみる光景で、みなさまの多くが実施していることでしょう。

この「オーケー」というのは、もともとマッチプレーのルールで、正しくは「コンシード(Concede)」といい、対戦相手が出すもの。

しかし、マッチプレーではないゴルフプレーにおいて、この「オーケー」は、”それくらいの短い距離であれば、次のパットしても入るでしょう”ということで、プレー時間を短縮するための”マナー”として定着しているといえます。
「オーケー」を出すのは、一般的に”1グリップ”、つまり、約30センチくらいの距離とされていますが、仲間うちや、会社のコンペなどでは、けっこういいかげんに出していることと思います・・・。


前述の通り、この「オーケー」は、プレー時間の短縮のための”マナー”なので、「プレーファスト」には有効。

ハワイゴルフでも、競技や、プレーヤーによっては、”完全ホールアウト”でプレーする人もいると思いますが、そうでない人は、”1グリップ”くらいの距離のパットが残ったら、「オーケー」を出してあげましょう。

また、初心者で、なかなかカップインできない人がいる場合は、もっと長い距離のパットが残っていても、臨機応変に「オーケー」を出してあげることも必要です。




●6インチプレース
前述の「ローカルルール」の項で記載したように、本来「6インチプレース」というルールはありません。
あくまでも、「ノータッチ」でプレーすることがゴルフの原則です。

ゴルフは「ノータッチ」でプレーすることが原則なので、それに反する「6インチプレース」は、RYOは推奨しません。

ただし、初心者については、ディボット跡にボールが入っているような場合など、「6インチプレース」することもいた仕方ありません。
また、ラフの中や、木の根っこなど、状況に応じて、「6インチ」とはいわず、「1〜5メートル」くらいボールを動かして、プレーを続行させましょう。

初心者の場合は、トラブルになるとミスショットが出やすく、余計にプレー時間がかかってしまうので、そうゆうショットを回避させるための処置をとることが、「プレーファスト」につながると思われます。




●ギブアップ
「ギブアップ」というのは、あるホールで大叩きしてしまった場合、”ギブアップ”を宣言し、”パーの3倍の打数で打ち切る”というもの。
パー3のホールなら9打、パー4のホールなら12打、パー5のホールなら15打ということになります。
もちろん、ゴルフには、こんなルールはありません。

ゴルフは、1ホールでホールアウト(カップイン)するまで打つため、カップインしない限り、無限に打数がかかることになります。
初心者など、ゴルフのショット自体がままならなかったり、アプローチは寄らず、パットが入らなかったら、20打、30打と打つことになるかもしれません。
そこで、そのような場合に、そのホールのパーの数の3倍の打数を打ったら、そこでボールを拾い上げ、そのホールアウトしたことにし、そのホールのスコアをパーの3倍の打数にして、次のホールへ進むという方法です。

この「ギブアップ」は、いわば、プレー進行をそれ以上長びかせないための「マナー」なのです。

初心者の場合は、そのような状況に陥ったら、「ギブアップ」をとりいれ、次のホールへ進みましょう。



●ピンの抜き差し
グリーン上でパットする際、ピンを抜いて、グリーン外の”カラー(英語ではフリンジ)”付近に、置きます。
ゴルフのルールでは、パッティングする際、ボールがピンに当たるとペナルティー(2打罰)となるためです。

たとえば、自分はグリーンオンしているけれどもロングパットが残っていて、同伴プレーヤーが、バンカーなどでトラブっていて、なかなかグリーンオンしないような場合、グリーンオンしていない人がいるのに、先にロングパットをするようなケースもあります。
そのような場合、ピンを抜いて、大きなグリーンの外へ置いたりすると、同伴者がグリーンに乗せるショットをする際に、またピンを刺さなければなり、時間がかかります。
1組3人以上いれば、誰か1人がピンを持っていれば済むのですが、2サムでプレーするケースなどで、このようなことが起こります。
そのようなケースでは、ロングパットは、そう簡単に1パットで入らないので、ピンを抜かずにパットしてしまいましょう。
そのほうがスピーディーです。
「プレーファスト」を優先する場合、万が一、ボールがカップインしてしまっても、よほど強く打った場合を除いて、とがめることなく、罰ナシでプレーを続行するのも、1つの方法です。

また、1組1人でプレーする場合は、ピンをいちいち抜き差しすると、とても面倒なことがあります。

状況に応じて、臨機応変に対応しましょう。



●グリーンでの同伴者の見届け
マナーとして、”グリーン上では同伴者全員のパットが終了するまで見届ける”というものがあります。

「プレーファスト」を優先する場合、状況によっては、全員がパット終了する前に、グリーンを立ち去ることも必要。
たとえば、カートがグリーンより後方に停車してあったりしたら、先にホールアウトした人が、そのカートをとりに行く方が早いからです。
そのほか、そのホールと次のホールとの間にトイレがあるような場合、先にホールアウトした人がトイレに行ってもかまいません。

プレー進行の遅れは、後続の組の迷惑となるので、「プレーファスト」を優先してプレーするべきです。



●細かいルールやマナーこだわらない
もともと、ゴルフには非常に多くのルールがあり、それをすべて守ってプレーすることは、困難なスポーツでもありますが、厳密にルールやマナーにこだわってプレーしようとすると、”スロープレー(プレー進行の遅れ)”になる可能性があります。

「プレーファスト」を心がけるには、危険なことにつながるようなルールやマナー(打ち込みなど)、また、同伴者や前後の組のプレーヤーに迷惑をかけたり、不快にさせるルールやマナー(スロープレーや喫煙など)以外であれば、”細かいルールやマナーにこだわらない”ことも必要。


日本人ゴルファーは、かなくなにルールを守ろうとし、スコアにこだわる人が多い傾向があります。
もちろん、ルールを守ることは大切ですが、ゴルフの場合、厳密にルールを守ることが難しいことから、自分自身や、仲間同士の中で、ある程度のルールを緩和してプレーしましょう。

たとえば・・・。
ティーショットでナイスショットしたと思っていたボールが、ボールがあると予想した地点付近に行ってみたら見つからなかった。
ロストボールになるとは思っていないので、暫定球は打っていない。
このようなケースは、ルールでは、”ロストボール”の処置をすることになります。
つまり、前のショットをした地点まで戻り、1打不可して打ち直しするのが、正しい処置の方法。
しかし、ドライバーで打ったショットは、200ヤード以上戻らなければならず、非常に時間を費やすことになります。
ハワイのコースでは、2人乗りカートで運転式なので、戻ろうと思えば、戻ることも可能でしょう。
ただし、コースが空いていて、後続の組が全然みえない場合であれば、それも可能ですが、後続の組がティーグランドまできていたら、戻るわけにも行きません。
このようなケースでは、ボールがあると予想した地点付近から、たとえば2打罰するなどして、プレーを続行するべきでしょう。






●マリガン
「マリガン」というのは、スタートホールの第1打でミスショットをした場合に、「マリガン」を宣言すると、”ミスしたショットをなかったことにして、もう一度打ち直しができる”という、ハワイのローカルルール。

日本でのゴルフではありえないことですが、ハワイでは、多くのロコ(地元の人)が適用しています。(笑)
聞いた話では、USA本土でも、「マリガン」ルールをしているゴルファーがいるらしいです。


ゴルフはスポーツとはいえ、ほとんどのゴルファーは競技ではなく、趣味の1つとして楽しんでプレーをします。
公式な競技ゴルフにおいては、「マリガン」なんてあるわけないのですが、楽しむゴルフにおいては、いわば”何でもあり”という考え方もあるということ。


ちなみに、ロコの多くは、「マリガン」は、スタートホールの第1打だけでなく、そのあとのすべてのショットにおいて、ミスをするたびに、「マリガン」しているのでした。(笑)


「ハワイゴルフマニュアル」の読者のみなさまは、もちろん、ハワイゴルフで「マリガン」を使うかどうかは個人の自由。(笑)

ただ、せっかくのハワイゴルフなので、もしも、スタート直後の第1打目でチョロしたり、OBしてしまったら、ハワイなので「マリガン」を使って打ち直しをしても、いいのではないでしょうか!?(笑)




●パス
「パス」というのは、ラウンド中に、”後続の組をパスさせる”、つまり、”後ろの組に、自分たちの組を追い越してもらう”ことです。
これは、JGAのルールブックにも記載されているマナー。
つまり、本来は、日本でも存在する、守るべきマナーなのです。

しかし、日本でのゴルフ、また、日本のゴルフ場では、「パス」をさせる慣習がほとんどないのが現状です。
日本のゴルフ場では、「電磁誘導式リモコン乗用カート」を使用しているところも多く、これでは、「パス」は不可能。
また、土日祝は、1組2人(2サム)や、1組1人でのプレーを受け付けてないところが多く、ほとんどが1組3人か4人でプレーしていることや、7分間間隔でぎっしりとスタートさせ、前後にはビッシリと組が入っていることで、「パス」をさせられない。
などの、日本のゴルフ事情によるところも要因だと考えられます。

そもそも日本では、「パス」をさせる慣習がなく、馴染みがないので、”パスを知らない”、また、”パスというマナーがあることすら知らない”という、日本人ゴルファーも多いのではないでしょうか。



ハワイゴルフ((日本以外)では、「パス」は守るべきマナーの1つです。


ここでは、「パスさせるケース」、「パスさせる方法」、「パスをさせてもらう方法」について紹介します。





パスをさせると、自分たちの組のプレー時間は、当然長くなります。
数回パスをさせると、さらに時間がかかることになります。

ハワイでは、通常、1ラウンド4時間以内でプレーするようになっていますが、パスをさせた場合は、4時間以上かかってしまっても仕方ありません。
時間がかかって戻ったり、スタート時と組の順番が変わっていても、怒られることはありません。
もし、マーシャルに注意されるとしたら、スロープレーの組が、パスさせないで、前の組との間隔があいてしまい、後続の組の渋滞要因になってしまっている場合です。

また、「パス」に慣れていない日本人ゴルファーの中には、自分たちのプレー時間が長くなったり、「パス」させる最中に待ち時間が発生することから、「パス」させる行為を嫌がったり、同伴者が「パス」させることを提案すると怒ったりする人がいます。
「パス」をさせることはゴルフのマナーなので、日本人ゴルファーとして恥ずかしくないよう、しっかり守りましょう。





●パスさせるケース
慣れていない日本人ゴルファーが、いちばんわかならないことだと思います。
では、どんな状況に時に、「パス」をさせればいいのでしょうか。


「パス」させるのは、自分たちの組が、後続の組に詰められている場合です。
後続の組に詰められる要因としては、以下のケースがあります。


●後続の組が自分たちの組より人数が少ない場合
 日本のゴルフ場と違って、ハワイのゴルフコースでは、1組1人、1組2人でプレーする人が数多くいます。
 旅行者は、家族を置いてダンナ1人でプレーしにきたり、ロコ(地元の人)は1人でフラっとプレーしにきたりするのです。
 自分たちの組が3人か4人だった場合、後続の1人や2人の組に、すぐに追いつかれてしまいます。
 また、自分たちが2人だったとしても、後ろの組が1人だったら、当然追いつかれます。

 自分たちの組が2名以上で、後続の組が1人だったら、必ずパスさせます。
 また、自分たちの組が4人で、後続の組が2人だったら、パスさせましょう。

 自分たちの組が3人で後続の組が2人の場合、自分たちの組が4人で後続の組が3人の場合は、状況に応じてパスさせます。
 自分たちの組がセカンドショット地点にいて、後続の組がティーグランドで待っているような時、また、自分たちの組がグリーン上にいて、後続の組がグリーンを空くのを待っているような時は、パスさせましょう。



●自分たちの組のプレーが遅れている場合
 自分たちの組に、初心者がいたり、ゴルフの調子が悪い人がいたりして、スロープレーになっていることがあります。
 後続の組を、2ホールくらいにわたって待たせているような感じで、前の組と少し空いてしまったなら、必ずパスさせます。

 また、ボール探し、バンカーなどでのトラブルになったような場合や、プレー中軽食を食べたり、トイレに寄ったりした場合、いつのまにか、プレー進行が遅れていることがあります。
 次のホールで進行を挽回できたなら、そのままでかまいませんが、前の組との間隔が縮まらず、後続の組を待たせることが2ホールくらい続いてしまったら、パスさせましょう。



●後続の組のプレーが非常に速い場合
 ハワイでは、驚くほどプレーが速いゴルファーがいます。
 自分たちの組のプレー進行が、けっして遅れていなくても、後続の組が速すぎて、2ホールくらい待たせている状況になったら、パスさせましょう。

 あるローカルコースでは、RYOの組が2人で、後続の組が4人なのに、そのような状況になったことがあります。
 もちろん、パスさせましたが、少しみていると、その人たち(ロコ)は、全員素振りもせず、2打目以降も、4人がほぼ同時に打つくらいの感じでプレーしていたのでした。




【パスさせなくてもいいケース】

●前の組や、その前の組、さらにその前の組が、ずっと詰まっている場合
 前の組が詰まっていて、自分たちの組も待たされている場合は、パスさせてもあまり意味がありません。
 ただ、後続の組が1人や、自分たちが4人で後続の組が2人の場合、前の組の前が空いているようであれば、パスさせましょう。

●後続の組がのんびりプレーしている場合
 2人でプレーしていても、なかには、のんびりとプレーしたいゴルファーがいます。
 たとえば1人が初心者のような場合です。
 上記のような”パスさせるケース”でも、後続の組が、あまり待たされていて、すぐ打ちたいような感じでなかったり、のんびりプレーしたいるように見受けられた場合は、パスさせなくてもかまいません。

●残りホールが少ない場合
 自分たちが18番ホール内をプレー中の場合は、パスをさせる必要はありません。






●パスさせる方法
「パス」をさせる場合、どこで、どのようにすればいいのでしょうか。

「パス」させるタイミングは、ティーグランドがスムースです。
次のホールのティーグランドまで移動したら、自分たちの組は打たずに待ちます。
その際には、後続の組のカートが追い越せるように、自分たちのカートは、脇によけて停車しましょう。

後続の組が来たら、”Go Ahead please!” と言ってあげましょう。
パスさせてもらった、後続の組のゴルファーは、”Thank you!”と言って喜んでくれます。




●パスさせてもらう方法
「パス」は本来、前の組が、後ろの組を”パスさせる”のがマナーです。

前の組が「パス」させてくれた場合は、”Thank you!”とお礼を言って、追い越しましょう。

ただ、前の組がなかなか進まず、前の組がパスさせてくれない場合や、前の組がその前の組との間隔が空いている場合は、パスさせてもらいましょう。
自分たちが1人や2人で、けっこう待たされているのに前の組がパスさせてくれない場合も同様です。
前の組が、パスをさせるマナーを知らなかったり、タイミングがわかっていなかったり、パスさせる余裕がないような場合に、このようなことが起こります。

しかし、パスさせてもらうように頼んだ場合、自分たちの組は、急いでティーショットしなくてはいけない雰囲気になり、慌しいプレーとなります。(^^;








●パー3で後続の組を打たせる行為
日本のゴルフ場では、パー3のホールにおいて、”自分たちの組が全員グリーンオンしたら、マークをした後、グリーンから退避し、後続の組の人にティーショットを打ってもらう”ということをすることがあります。
このようなことをするのは、おそらく、日本だけでしょう。

これは、その前の組も詰まっているような時に、できるだけゴルファーの待ち時間が短くなるようにするための行為で、特に”マナー”ではありません。
1ヶ所で待つよりも、待ち時間を分散して、待ち時間を短く感じさせるようにするだけで、実際のプレー進行が速くなるわけではなく、その前の組が詰まっていなければ、逆に、かえってプレー進行が遅くなってしまうのです。

ハワイでは、このような行為はしませんし、たとえ、その前の組が詰まっている場合でも、このようなことはしないので、”パー3で後続の組にティーショットを打たせること”は、しないでください。


ちなみに、「パス」させる場合も、このやり方でパスさせることはありません。




●ボールの打ち込み
故意に「ボールの打ち込み」をすることは、最低のマナー違反です。

特に、前の組への「ボールの打ち込み」は、人命、ケガ、器物損壊にもつながる危険な行為なので、”マナー”というより、ゴルフのルール以上に、絶対にやってはならないこと。
これは、ゴルファーの資格がないだけでなく、人間として最低の行為といえます。

しかし、故意でなくても、隣りのホールや、隣接する住宅、道路などに、打ち込んでしまう可能性はゼロではありません。
逆に、打ち込まれてしまい、ケガする可能性もあります。


被害者だけでなく、加害者になることもあるので、万が一に備えて、海外旅行保険への加入は必須です。
ちなみに、日本の「ゴルファー保険」は、海外ゴルフでの事故には適用されないので要注意。

●前の組への打ち込み
日本人ゴルファーの中には気が短い人がいて、前の組が詰まっていたり、プレー進行が遅れていると、故意に、前の組へボールを打ち込む輩がいます。
これは、ゴルファーとして最低の行為。

前の組には初心者が含まれているかもしれませんので、スロープレーになる可能性があります。
もちろん、全ゴルファーが「プレーファスト」が心がけることが必要ですが、誰もが最初は初心者なのです。
また、ボール探しなどトラブルでプレー進行が遅れてしまうことは中級者以上のゴルファーでも起こりうること。
多少なりとも詰まったりすることがあるわけです。

だからといって、前の組がまだいるにもかかわらず、後続の組のゴルファーが、ボール打ち込む行為は絶対に許されません。
ゴルフボールは硬いので、もし、人に直撃したら、ケガだけでなく、死亡させることだってありうるのです。

前の組がまだいることに気づかず打ってしまったり、打つクラブの番手を間違って、打ち込んでしまうことがあるかもしれませんが、そのようなことにならないように、細心の注意を払ってプレーすべき。


もちろん、ハワイゴルフにおいても同様。
「前の組への打ち込み」は、どんなことがあっても、絶対にしてはなりません。


ハワイはUSAです。
もし、打ち込んでしまって、前の組の人に直撃してしまった場合、訴訟を起こされ、莫大な金額を請求されるばかりか、当ててしまった人は、今後の人生が変わってしまう可能性もあります。




●打ち込まれたら
逆に、自分たちが、後続の組のゴルファーから、打ち込まれる可能性もあります。
運よく、ボールが誰にも当たらなければいいですが、万が一、直撃してしまったら、大惨事になりかねません。

もちろん、故意に打ち込まれた場合は、後続の打ち込んだゴルファーが悪いわけですが、やはり打ち込まれないようにするためには、「プレーファスト」でプレーするしかありません。




ちなみに、RYOのこれまでの経験では、外国人(日本人以外)ゴルファーは 、それほどせっかちで気が短い人はいないので、打ち込んでくることはあまりないと思います。
もし、打ち込むとしたら、短気な日本人ゴルファーの方が多いような気がします・・・。







●隣のホールへの打ち込み
ゴルフコースによっては、隣接しているホールで、隣りのホールへ打ち込んでしまったり、隣りのホールから打ち込まれることがあります。
もちろん、隣りのホールへの打ち込みは、もちろん故意ではありません。

もし、隣のホールへ打ち込んでしまった場合は、必ず「フォアー」と叫びましょう。
日本でも同様ですが、これは大切なマナーです。

ハワイの多くのコースでは、隣りのホールへ行ったボールをそのまま(ノーペナ)で打つことができます。
隣りのホールへ入ったボールを打つ場合は、隣りのホールでプレーしている人が優先されます。
プレー中の人がいた場合は、必ず、その人たちが打ち終わるまで待機し、そのあとに、”sorry”と謝ってから隣のホールに入り、速やかに打ち、退去する際も、あいさつするのがマナー。


ちなみに、ムニシパルコースなどのローカルコースでは、ロコ(地元の人)は、打ち込んできた場合でも、「フォアー」と、ほとんど言いません。
また、こちらのホールでプレー中にもかかわらず、待機などせずに、ヘラヘラと笑って、手をあげながら、”わりーわりー”といった感じで、平気でこちらのホールに入ってきます。(^^;
また、こちらのホールのロコは、”しゃーねーな〜”といった感じで、笑っています。

日本人ゴルファーなら、「フォアー」を言わなかったり、謝らなかったり、待機もせずに入ってきたりしたら、激怒することでしょう。
まあ、国民性によるものでもあるのでしょうが・・・。
しかし、ボールが直撃しなかったのであれば、ロコがそのように入ってきても、けっして怒らないで、許してあげましょう。

ハワイのゴルフコースは、広めのホールが多いので、隣りのホールへ打ち込んだり、打ち込まれることは少ないですが、オアフ島の「ハワイカントリークラブ」は、隣りのホールとかなり隣接していて、隣のホールからのボールが、あちらこちらから飛んできます。




●海への打ち込み
ハワイのゴルフコースには、海越えホールや海沿いホールがあるところがあります。
しかし、気持ち良さそうだからといって、故意に、海へ向かってボールを打つことは禁止されています。
絶対にやめてください。
ミスショットで、結果的にボールを海へ打ち込んでしまった場合は、故意でないので、もちろん例外です。




●住宅・アコモへの打ち込み
ゴルフコースによっては、民家、コース周囲に建設されたホテル、別荘、住宅、コンドミニアムなどが、ホール横に隣接しています。

故意に打ち込むゴルファーはいませんが、ミスショットして、打ち込んでしまう可能性があります。

故意でなくても、もし、ボールを打ち込んでしまって、人に直撃した場合、器物損壊させてしまった場合は、賠償を支払う義務が生じます。
細心の注意を払ってプレーしましょう。




●道路への打ち込み
ゴルフコースによっては、ハイウェイなどの公道、リゾート内の道路などが隣接しています。

故意に打ち込むゴルファーはいませんが、ミスショットして、打ち込んでしまう可能性があります。

これも、故意に打ち込むゴルファーはいませんが、ミスショットして、打ち込んでしまう可能性があるといえます。
もし、打ったボールが、通行人や通行車に激突してしまったら、賠償しなければなりません。

道路に打ち込まないように、充分に注意してプレーしましょう。





●ゴミの処理
プレー中に、カートで飲食をすると、空き缶などのゴミがでます。

ゴミは、カート前方の小物入れスペース、空き缶はドリンクホルダーにいれたままにしておけます。

コース内でのポイ捨ては、厳禁。
もし、カート走行中に、ゴミが落ちたら、必ず拾いにいきましょう。

ほとんどのコースで、ティーグランド近くや、レストルーム(トイレ)に「ダストボックス(ゴミ箱)」があるので、ゴミはそこに捨てましょう。

プレー終了時に、カートの小物入れスペースやドリンクホルダーに、ゴミを入れっぱなしでも、スターターがゴミを捨ててくれます。
ただ、ゴミはできるだけ、自分たちで捨てた方がスマートかもしれません。




●忘れ物・落し物に注意
日本でゴルフする場合と同様、ゴルフクラブの置き忘れには注意しましょう。

ハワイは、カートでフェアウェイ走行できるコースが多く、ボールのすぐ近くで使用するクラブを1本だけ抜き取り、打ち終わったら、すぐにゴルフバッグに戻せるので、フェアウェイなどに置き忘れることは、ほとんどありません。

しかし、効率よくプレーするために、1人が先にカートから降りる場合、複数のクラブを抜き取ることがあります。
ラフやフェアウェイバンカー周囲、傾斜地などに、余ったクラブを置いた場合に、置き忘れる可能性があります。
また、カートがフェアウェイに進入禁止ホールなど、複数クラブを抜き取る場合は、要注意。

グリーン近くにはカートが進入できないので、ウェッジなどのアプローチするクラブは、グリーンまわりに置く可能性があり、置き忘れる可能性があります。
グリーンまわりのラフや、バンカー近くに置く際には、忘れないように注意しましょう。
そのほか、パターカバーを常につける人は、パターカバーの置忘れにも注意。
できるだけ、抜いたピンの近くや、ピンと停車したカートの間に置き、ラフには置かないようにします。

仲間全員がグリーンから立ち去る前に、みんなで仲間がグリーンまわりに置き忘れていないか気をつけてあげましょう。
そのほか、こまめに、クラブの本数確認することも大切です。




カート走行中に、カートから物が落下することがあります。
カート前後にある小物入れに入れて落とす可能性があるのは、ヘッドカバーやパターカバーなどです。

そのほか、カート前方の小物入れスペースに入れたものは、落ちる可能性があるので、貴重品は絶対に入れないようにしましょう。

ヘッドカバーやパターカバーは、クラブにちゃんとはまっていない場合にも、落とす可能性があります。
できれば、最初からはずして、ゴルフバッグの脇のポケットに入れておくことが安全。





運がよければ後ろの組の人が持ってきてくれますが、ラウンド終了後に見つからなかった場合は、あきらめたほうがいいです!
必ず、こまめに、クラブの本数チェックをするようにしましょう!



[RYOの体験談]
カパルアリゾートで、5番アイアンがないことにラウンド終了後気づき、スターターに言っておきましたが、帰るまでに、でてきませんでした!また、帰国後も一切連絡なし!(^^;)



●喫煙について
ハワイは、USA。
日本と違って、喫煙に関するルールやマナーについては、かなり厳しいといえます。
というよりも、日本が、先進国の中では、喫煙の規制が、かなり遅れている国なのです。


ハワイ州、ホノルル市の条例で、公共の場所での喫煙は禁止されていて、条例に違反すると罰金が課せられます。
空港内、ホテルの部屋やテラス(ベランダ)やロビーのほか、レストラン、ファストフード、カフェ、バー、ショッピングセンターなどの建物内、タクシー、バスなど密閉された空間はすべて禁煙。
そのほか、レンタカーの中や、公共の公園や、多くのビーチ(ハナウマベイなど)での喫煙も禁止です。
ワイキキビーチも2014念から禁煙になりました。
そのほか、ご存知のとおり、航空機内は、すべて禁煙。


ハワイでは、ほとんどのところが禁煙だと思っていたほうがいいかもしれません。
喫煙者にとっては、かなり過酷なところでもあるのです。
そんなことから、喫煙者の方は、ハワイ旅行を機に、”タバコをやめる”ことをおすすめします。(笑)


とはいえ、喫煙できるところがないわけではありません。
喫煙できる場所は、ホテルのロビーなどに設けられた喫煙所。
ただ、すべてのホテルにあるわけではないようです。
また、ほとんどのホテルは、全室禁煙ですが、一部のホテルに喫煙可の部屋があるみたい。

そのほか、歩道は灰皿が設置してあるところで喫煙可。
ただし、建物の出入口から20フィート(6メートル)範囲内は禁煙です。
もちろん、「歩きタバコ」、「タバコのポイ捨て」は厳禁なのはいうまでもありません。
また、公営施設以外の屋外で、建物から6メートル範囲以外のところが喫煙可のようです。
ただ、灰皿がないところでは、「携帯用灰皿」を使用することが必須。



では、ゴルフコースでは喫煙できるのでしょうか?

ゴルフコースは、屋外という観点から、基本的には喫煙可能となっています。
(ムニシパルコースは公営施設ですが、ハワイ島以外は、コース内喫煙可。)
ただし、クラブハウス、プロショップ、レストラン、トイレなどの建物内は、すべて禁煙。

喫煙できる場所は、日本のゴルフ場と同様、ティーグランド付近のみだと思ってください。
マナーや、火災の危険の観点からみても、ティーグランド周辺以外での喫煙はやめるべき。
カート上での喫煙もやめるべきでしょう。

日本のゴルフ場には、ティーグランドのティーマーク横に灰皿があり、乗用カートにも灰皿が付いています。
しかし、ハワイのゴルフコースでは、ティーマーク横やティーグランド周辺には、灰皿は設置されていません。
また、ハワイの乗用カートには灰皿は装備されていません。

そう、ゴルフコース内喫煙可といっても灰皿はないのです。(ミリタリーコースの一部に灰皿があるところあるくらい)
そのため、喫煙者は、「携帯用灰皿」を自分で持参し、吸殻は自分で始末すること。
ビールやジュースの缶などを灰皿がわりに使うのはやめるべき。

もちろん、「タバコのポイ捨て」は厳禁。
カート上など、非喫煙者、嫌煙者がいる近くで喫煙しないということは、最低限のマナーです。


ただ、ムニシパルコースなどのローカルコースでは、マナーの悪いロコ(地元の人)がいて、コース内を歩きながら、タバコやハマキを吸いながらプレーしている人がいます。
また、そのようなコースでは、ティーグランドやグリーン周囲に、タバコの吸殻が落ちていることがあります。
日本人ゴルファーのみなさまは、絶対に真似しないようにしましょう。



海外(日本以外)では、非喫煙者を、受動喫煙(喫煙者からのタバコの煙)から守る意識が強く、喫煙規制が厳しく制定され、タバコも高額に設定されています。

ハワイは日本ではありません。
喫煙者は、海外での喫煙ルール、マナーをしっかり守り、日本人として恥ずかしくない行動をとりましょう。


ちなみに、RYOは、まったく喫煙しないため、ホテルの部屋、レストラン、レンタカー内などがタバコ臭くないので、ハワイは快適なのでした!(^^




●飲酒について
ゴルフコース内での飲酒は、特に禁止されていません。

とはいえ、カートは、おそらく飲酒運転禁止だと思われます。
コース内のスナックショップやスナックカーでも、ビールを販売しているし、ゴルフコース内は公道ではないので、それほど厳しくはないと思います。
ただ、乗用カートを運転する人は、飲み過ぎないように注意しましょう。

ゴルフコース内で販売しているビールは、「バドライト」や、「クアーズライト」などの、”ライト系”ビールなので、缶ビール2本くらいであれば、それほど酔っ払うことはないと思いますが・・・。(^^;


ただし、ゴルフ終了後に、レンタカーを運転する人は、飲酒運転になってしまうので、絶対に飲酒禁止です。

ちなみに、RYOは、ハワイではプレー中にビールを飲まないのでした。
ほとんど、帰りにレンタカーの運転するということもありますが、ハワイでプレー中にビールを飲んでもまったく美味しく感じないので、プレー中に飲むのは、もっぱら「コーラ」です!(^^
ごくたまに、ビールを飲む時がありますが、2ラウンドする時の1ラウンド目(AM)で、2ラウンドが終了する6時間以上前の1本だけなのです。。




●チップついて

プレーが終了したら
に記載

楽しく楽しくプレーするためにに記載
そのほか、”コースコンディションが悪く、泥のライにボールがあった場合、無罰で芝の上にボールを動かしてプレーする”とか、

















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