ハワイゴルフマニュアル

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ハワイゴルフ基本事項


■気候&天候
太平洋の真ん中にある常夏の島、ハワイ。

ハワイは、1年を通して、それほど湿度が高くなくカラッとしているため、気温が上がっても、蒸し暑くはありません。
夕方から朝にかけては、気温が下がり、非常に涼しい気候で、半袖では肌寒く感じることさえあります。
海に囲まれているせいか?風は心地よく、とてもさわやか。
しかし、昼間の陽射しは強いので、”ひなた”にいれば、やはり暑いですが、”日陰”に入れば涼しく感じます。

南の島でありながら、1年中、こんなにさわやかな快適な気候であるハワイは、まさに”奇跡の島”だといえるでしょう!



とはいえ、ハワイは北半球。
時期によって多少の寒暖の差があります。
日本の夏の時期である7月〜9月頃はやや気温が高く、日本の冬の時期である12月〜2月頃の気温はやや低め。
そのため、7月〜9月頃の昼間は1年の中でも少し暑く、12月〜2月頃の夜は1年の中でも少し肌寒い傾向があります。

ハワイでのゴルフは、乗用カートでのプレーなので、カートに乗って走ると、非常に心地よい風があたり、とてもさわやか。
なによりも、日本の夏のように湿度が高くないので、1年中、快適なゴルフが楽しめます。




実際、RYOは「携帯型温湿度計」を持参し、9月のゴルフ場の気温と湿度を測定。
ひなたの気温は最高35℃で、日陰では30℃くらい。(気象庁で発表される気温は日陰で測定したもの)
しかし、湿度は40〜50%くらいでした。(雨が降ると、湿度はもっと上がりますが。)
(ちなみに、夜の気温22℃くらいでした。)

気温30℃、湿度50%って、みなさんは、けっこう蒸し暑いのではないか?と思うのではないでしょうか?
ところが実際の話、これって、ぜんぜん蒸し暑くないのです。
日本の夏季の湿度は、70〜90%といわれています。
発表されているホノルルの湿度は、平均60〜70%くらいなのですが、ゴルフ場は陽があたったりするため、湿度が低めなのかもしれません。
現に、ホノルル空港に降り外に出た瞬間は、ちょっとムッとして、蒸し暑さを感じます。

しかし、ゴルフ場では、乗用カートで走行する時などに、適度な風を受けることもあり、体感湿度はおそらく低いのでしょう。
日本での夏ゴルフのように、ハワイゴルフでは、ポロシャツが汗でビッショリになるようなことはほとんどない!というのが、長年、毎年のようにハワイゴルフをするRYOの実感なのでした!(^^


●雨(RAIN)
 ハワイは一般的に日本の冬の時期(12月〜3月頃)が雨期といわれています。
 とはいえ、一年を通してみても、毎日が雨だったり、一日中雨が降っていることは少ないと思います。

 ハワイ諸島は、全体的に、島の東側のエリアは雨が多く、島の西側のエリアは雨が少ない傾向があります。
ハワイ諸島では北東からの湿った 「Trade Wind (貿易風)」が吹いており、島の真ん中にある高い山にぶつかることにより、東側で雨が降ってしまい、西側(山の向こう側)では空気が乾燥して雨が少なくなるのです。
 そのため、地域によって、雨がよく降るところと、あまり降らないところがあります。

 しかし、低気圧やハリケーンが接近しているときは、数日間にわたって雨に見舞われることもあります。
 また近年、地球温暖化の影響もあるのか?わかりませんが、冬期の雨期とされる時期に、オアフ島のワイキキエリアをはじめ、カネオヘ(オアフ島の東エリア)、エバエリア(オアフ島の南エリア)などが、数日わたり豪雨になり、ワイキキ周辺だけでなく、ゴルフコースが水没してしまったことも・・・。
 そのほか、カウアイ島や、マウイ島でも、土砂災害があるほどの豪雨のニュースもあり。
 このように、ときどき、低気圧、ハリケーン、サンダーストームのため、毎日雨だったり、一日中雨、場合によっては、豪雨になることもありうるので、もしハワイでそんなことに遭遇してしまった方は、”運が悪かった!”と思ってください!(^^;


 そのほか日常的に、”シャワー”と呼ばれる”通り雨”が降ることがあります。
 島やエリア、時期にもよりますが、ホノルルやワイキキ周辺では、かなりの確率で”シャワー”に遭遇することでしょう。

 ハワイでは、空を見ると、”小さなグレーの雲”がかかることがあり、その雲が雨を降らせるのです。
 日本で雨が降る時といえば、全天が雲に覆われていることがほとんどなので、そのような”雨を降らせるような小さなグレーの雲”は、おそらく南国特有の気象現象だと思われます。
 そんな雲による雨は、狭い範囲で降り、すぐに通過する”にわか雨”で、パラパラとした少雨がサーっと降って、サッとやむ(長くても数10分くらい)タイプ。

 そのためハワイでは、朝や夕方にシャワーがあると、美しい”レインボウ(虹)”が見えるのです!(^^
 (日本の場合、全天に雨雲が広がるタイプで、陽が射さないため、レインボウは滅多に見えない。)
 ハワイの”おみやげ”などの多くに、レインボウのマークがあるのは、ハワイでは頻繁に虹が見えるからにほかなりません。
 もし、みなさまが、朝か夕方にシャワーに遭遇したら、太陽と反対方向を見てください!
 きっと、美しい”レインボウ”が見えますよ!(^^
 まれに、レインボウが2重になる”ダブルレインボウ”が見えるときもあります。
 その”ダブルレインボウ”を見た人には、”幸運が訪れる!”といういい伝えがあるので、ぜひご覧くださいね!(^^

 ゴルフのプレー中に、”シャワー”があった場合、雨の量が少なく、すぐにやむので、それほど気になりません。
 傘やレインウェアは、ほとんど必要ないでしょう!
 ウェアは多少濡れますが、ハワイの気候で、すぐに乾くと思います。

 また、時々、”スコール”に見舞われることも・・・。
 実際にハワイで、”スコール”と呼ばれているかは不明ですが、RYOの感覚では、”スコール”は、「”シャワー”よりも広範囲で、長時間降る、激しい雨」といったタイプを、RYOは、そのように呼ぶことにしています。
 ただ、”スコール”の場合も、ずーっと1日中雨が降っているわけではなく、一定の時間がたつとやみ、せいぜい、30分〜数時間くらいといった感じ。

 ゴルフのプレー中、急に”スコール”にあった場合は、あっというまにズブ濡れになってしまいます。
 レインウェアを着る間もなく・・・。
 激しい雨のため、おそらく傘をさしたとしても、下半身はズブ濡れになってしまうでしょう!(^^;

 RYOは実際に、カウアイ島のカウアイラグーンズGCや、マウイ島のカパルア・フプランテーションコースなどで、急な”スコール”に、30分くらい見舞われたことがあります!(^^;


●オアフ島
 ワイキキ近辺は、12月〜3月頃は比較的雨が多い地域です。
 一年を通しても、西側エリアのコース(マカハバレーCC、コオリナGCなど)は比較的雨が少なく、南側エリアのコース(エバビーチGC、ハワイプリンスGCなど)も、少しは雨が少ないかもしれません。
 逆に、東側エリア(コオラウGC、ロイヤルハワイアンGCなど)は1年を通して雨が多い地域。
 しかし、夏期は東側でも、冬期よりは雨が少ないようです。
 ただ、西側エリア以外は、”シャワー”には、けっこう遭遇すると思います。

●マウイ島
 ワイレアリゾート、マケナリゾートエリアは島の南西部にあり、ハレアカラ火山の西に位置するため、ほとんど雨が降りません。
 一方、カアナパリリゾート、カパルアリゾートエリアは島の北西部にあり、やや雨が多い傾向があります。
 ”シャワー”の時もありますが、けっこう長い時間降る時もあり。

●ハワイ島
 ハワイ島のリゾートは、ほとんど西側エリアに造られていて、マウナケア山の西側にあるため、リゾートがあるコハラコーストやコナエリアは、ほとんど雨が降りません。(ただし、ハリケーンや低気圧がある時は除く)
 一方、東側のヒロエリアは、1年を通して、非常に雨が多い地域。
 とはいえ、ヒロエリアでも、毎日雨というわけではなく、(地元の人の話では)1週間雨で1週間晴れといったことが多いようです。
 12月〜3月頃のオアフ島は比較的雨が多いため、その時期のハワイゴルフなら、ハワイ島がおすすめ。

●カウアイ島
 カウアイ島のリゾートの多くは島の東側にあり、プリンスビルエリアは、1年を通して比較的雨が多い地域です。
 一方、南側エリアにあるポイプエリアは、ほとんど雨が降りません。
 RYOが行った1997年9月には、昼間こそ雨に降られませんでしたが、雨は毎日のように降っていました。(^^;
 (RYOの友人が1999年2月にカウアイへ行った時は、毎日雨だったそうです!^^;)
 カウアイラグーンズのあるリフェ空港付近のエリアも、プリンスビルほどではないですが、雨が多めと思われます。
 特に12月〜3月は非常に雨が多いので、カウアイ島でゴルフするなら、夏期がおすすめ。



【もし、プレー予定日の朝に雨が降っていたら・・・】

 オアフ島の場合、朝起きて、もし雨が降っていたとしても、とりあえずゴルフコースまで行ってみましょう!
 ”シャワー”の場合は、狭い範囲に降っているし、すぐやみます。
 また、多くの旅行者はワイキキエリアにステイしているため、ゴルフコースでは雨が降っていない可能性があるからです。

 ネイバーアイランドの(ゴルフコース隣接)リゾートにステイの場合、ティータイム直前まで様子を見て、雨がやみそうになかったら、その日のラウンドは見合わせるのが賢明です。
 もし、AMで雨がやめば、PMからプレーする方法もあります。
 どうしても、その日にゴルフをsいたい場合は、ほかのエリアへ行くのも1つの方法。
 たとえばカウアイ島なら、プリンスビルが雨だったら、ポイプベイまで行けば雨が降っていないことが多いからです。

 せっかくのハワイ。
 どうせなら誰しも、天候のいいときに快適なプレーを楽しみたいもの。
 日本のように、レインウェアや傘をさしてまで、ゴルフをするのは、もったいないと思います。
 あらかじめ、雨の少ない時期や、エリアを考慮して、ハワイゴルフプランを立てるのがいいでしょう。
 もし、プレー当日が雨の場合、プレーエリアの変更や、(スケジュール的に可能であれば)プレー日の変更など、臨機応変に対応することをおすすめします。
 
 ただし、オアフ島のゴルフで、ゴルフツアー会社を利用する場合は、ドタキャンすると、キャンセル料(場合によっては全額)が発生したり、トラブルの要因になりますので、良識をもった行動をしましょう。
 先述の通り、朝ワイキキのホテルで雨でも、ゴルフ場では雨が降っていないことがあるので、キャンセルせずに、ゴルフツアー会社のツアーに必ず参加しましょう!

 ハリケーンや低気圧などの影響で、土砂降りの雨の時は、すっぱりプレーをあきらめましょう!
 (ゴルフツアー会社利用の場合は、ツアー会社スタッフが現地も大雨ということを把握していると思われますので、相談してみるとよいと思います。)


【もし、プレー中に雨に遭遇したら・・・】

 ”シャワー”に遭遇した場合、すぐやむので、気にせずプレーを続行しましょう!
 ”シャワー”の場合、雲の切れ間が見え、青空も見えると思います。
 ちょっと降りが激しいようなら、乗用カートで少し待機しましょう。



 ”スコール”など、激しい雨に遭遇した場合、乗用カートでしばらく待機。
 ロコ(地元の人)や外国人(日本人以外)のほとんどは、無理にプレーを続行せずプレーを中断し、カートに乗って雨がやむのを待つのです。
 すべてのプレーヤーが、各ホールのティーグランドやフェアウェイの真ん中などで待機するため、プレー進行を気にする必要がないわけです。
 もし、プレーを続行する人がいたら、乗用カートで勝手にパス(追い抜いていく)してプレーするので、無理にプレーを続行しなくても文句言われることはありません。






 ハワイのゴルフコースには、乗用カートに傘の装備はなく、ロコや外国人ゴルファーはマイ傘やレインウェアを持っていないのです。
 おそらく、雨なのにゴルフする習慣がないのでしょう!?

 一方、日本人ゴルファーは、どんな雨が降っても、レインウェアを着たり、傘をさしてまでプレー続行する傾向があります。
 RYOは、急な”スコール”に遭った時、カートにまで雨が吹き込むため、慌ててレインウェアを着て、マイ傘を取り出したら、一緒にプレーしてたローカルゴルファーにビックリされてしまったことがあります!(笑)

 もし、レインウェアや傘(日傘兼用)を、ハワイまで持参している方は、プレーを続行しても、もちろんかまいません。
 前に、カートで待機している人がいたら、パスさせてもらえばOKです。

 
 RYOが”スコール”に遭遇した時、しばらく待機すると雨はあがり、平然とプレーを続行。
 ズブ濡れになったウェアは、ハワイのさわやかな乾燥した風が自然に乾かしてくれました!(^^

 ただ、もし、プレー中に、こんな”スコール”に遭遇したら、まわりのプレーヤー(前後の組など)を観察して、それに合わせてもよいでしょう。



●風(WIND)
 ゴルフにとって、風は大敵!
 風が強い弱いでは、プレーの快適性、スコアなどに、大きな影響を与えます。

 ハワイでのゴルフは、よく ”風との戦い” などといわれることがあり、”ハワイのゴルフコースは、いつでも風が強い!”
と思っている方も多いと思います。
 また、一般に、午前は弱く、午後が強い!と、言われたりもしています。
 これは、多くのハワイ情報誌、ハワイのゴルフ関連のサイトや書籍に、このように書かれているためです。


 では、実際には、どうなのでしょうか???

 RYOは、ハワイ各島の多くのコースで数多くプレーした経験から結論をいいますと・・・。
 ”ハワイのゴルフコースは、いつでも風が強い!” という噂は、まったくのガセ(嘘)だと断言できます!!!
 キッパリ!!!

 時期や、どの島か、どのエリア(東海岸とか、海の近くか・・など)かによっても、多少、風の傾向が異なります。
 ハワイは海に囲まれた島であるため、ハワイでのゴルフは、”無風”ということは少なく、適度な風が吹いています。

 しかし、多くの場合、風があるかないかは ”その時の運” だと思ってください!(^^;
 ”雨が降るか降らないか”があるように、風についても同様に、”風が吹くか吹かないか”も、その日の天候次第なのです。
 
 実際にRYOがラウンドした時も、ときどき強風に遭遇しています。
 また、比較的に午後になると風がやや強くなることが多い気がしないでもないです。
 
 しかし実際には、”朝から1日中強風”だったり、”午前だけ強風”、”午後から強風”だったり、”1日中風がない”という日もあるのです。
 つまり、その日の天候によるのです。
 そのため、どの島のどのコースでゴルフのプレーをしようが、風があるかないか、強いか弱いかは、はっきりいって、”運”といってもいいでしょう!(^^;


 ただ、マウイ島の中央エリアは、2つの山の中間にあり、風の通り道になっています。
 また、ハワイ島のコハラコーストは、海に近いコースが多く、樹木が少なかったり、広々としていたりするため、風が吹きっさらしになります。

 そのため、たまたま風の強い日に、そのようなコースなどでプレーしたゴルファーは、日本では経験したことないような、とてつもない強風下でプレーするはめになり、”ハワイはいつでも強風”というイメージを印象づけ、定着し、噂となったと考えられます。

 RYOは、ハワイ島マウナラニ、マウイ島カパルアなどで、台風並の強風の中でラウンドしたことがあります。
 ほんとに強風の時は、キャップやバイザーは使用不能なのは当然ですが、ピンフラッグが吹き飛ばされ倒れていたり、ココナッツツリーの葉がブチ折れていたり、ティーアップしたボールがすぐ落ちたり、グリーン上のボールが風で動いてしまう!なんていうこともありました。(^^;
 ところが、翌日になったら、ほとんど無風だったりすることも・・・。


【もし、プレーする時 強風だったら・・・】


 あまりの強風のときは、プレーするエリアや、ゴルフコースを変更することも一案です。
 ハワイ島では、コハラコーストエリアで強風であってもコナエリアは風があまりない傾向があります。
 たとえば、マウナラニやワイコロアで強風だったら、コナCCへ行く!といったように・・・。

 また、「マウナラニ・サウスコース」が強風のときは、比較的風を感じない「マウナラニ・ノースコース」でプレーするのがいいでしょう。






 もし、強風下でプレーする場合は、キャップやサンバイザーは使用できませんので、日焼け対策は十分にしておく必要があります。
 まあ、キャップやサンバイザーを使用できるくらいであれば、”たいした強風でない!”と思ってください!(^^;



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